1年ぶりに吉祥寺さとうのメンチカツ:3割値上がっても行列は続く
吉祥寺に行くたびに寄るのが、丸メンチカツの元祖と呼ばれる「吉祥寺さとう」です。いつ行っても長い行列ができている有名店ですが、およそ1年ぶりに行ってきました。
以下1年前に投稿した記事です。この時は1個270円(5個以上買うと同250円)とありました(2012年には120円)。それが今回は、1個350円(5個以上で同330円)に値上がりしていました。この日天気が悪かったこともあり、行列は昨年の半分以下に短くなっていましたが、これだけ値上げしてもまだ行列ができているのはさすがです。
インフレ率を大幅に上回る値上げが行われていることになりますが、私はこれは決して悪いことだと考えていません。価値のあるものを売るお店は、価値にあった価格設定をすべきであり、無理に「営業努力」をすることが、簡単に価格転嫁できない零細な経営のお店を廃業に追いやったり、従業員や取引先に負担をかけることにつながるためです。このところの値上げラッシュも、「営業努力」に名を借りたサービス残業や下請けいじめの是正過程と考えれば合点がいくのではないでしょうか。
また、消費者にとっても、行列はお金にならない無益な労働に等しいものがあります。行列なしで買えれば、表面上の値段は高くても、待ち時間を賃金換算すれば安くなっているわけで、決して悪いことばかりではありません。
この日は、メンチカツに次いで人気No2のコロッケ(230円)も購入しましたが、メンチカツの肉汁あふれる食感にははるかにおよびません。
断面はこんな感じです(左側がメンチカツ)。
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