あちこち旅日記

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大正レトロな入間の建築物

百代の過客

 折角入間まで行ったので駅周辺をいろいろ散歩してきました。


 入間には、駅南口から稲荷山公園駅方面に行くと、旧米軍住宅「ジョンソンタウン」があります。こちらは先日入間航空祭に合わせて訪問した記事がありますので、ご参照ください。


米軍住宅の面影を残すジョンソンタウン - あちこち旅日記


 今回は駅北口方面を散歩してみました。


 いきなり、駅前はこんな感じで拍子抜けしてしまいました。現在、区画整理事の真っ最中のようです。しかし、国道16号線を挟んで大正レトロが残る歴史的建造物がたくさんありました。官民挙げて復元・保存に取り組んでいるようです。


 当地でキリスト教の布教を担った武蔵豊岡教会。1895年(明治28年)に酒蔵を利用した教会が建てられ、1923年(大正12年)に大正建築の姿を残す現在の礼拝堂が竣工しています。その後国道16号線の拡幅に伴い、2014年(平成26年)に耐震補強や修繕をしたのち、曳家されています。

 国道16号線を挟んで見えるのは、旧石川組製紙西洋館です。同社は大正から昭和初期にかけて全国有数の製紙会社でしたが、外国商人を招く迎賓館として当館を建築しました。現在では、市の施設として内部が公開されています。

 2026年の開館日は以下の通りです(1月、2月は開館日がありません)。

 3月7日、8日、20日、21日、22日


 入間には江戸時代日光脇往還が通り、黒須宿が栄えました。かつては、黒須宿が入間の中心市で、現在の入間市駅は離れた場所にありました。西武新宿線の狭山市駅付近から西武胃袋線の飯能駅付近までかつては入間馬車鉄道が結んでいましたが、大正8年に廃止されてしまいました。


 黒須地区にあった黒須銀行本店。設立時の顧問には渋沢栄一が就任していました。1922年(大正11年)に武州銀行に吸収合併され、その後埼玉銀行、りそな銀行に引き継がれてきました。建物は1909年(明治42年)に竣工したものですが、老朽化が激しく、現在復元修復工事が行われています。

 隣に飯能信用金庫黒須支店があります。こちらは、黒須銀行の歴史や阪神タイガースとは直接の関係はないようです。


 繁田醤油の旧工場跡。繁田醤油は「キッコープ」のブランド名で江戸中期より関東で親しまれた醤油メーカーです。繁田家本家は代々黒須宿の名主役を務めた豪農商で、江戸時代後期に分家が味噌醤油製造業に進出しました。また、この地には迎賓館があり、「西山荘」と呼ばれていました。幕末の1866年には武州世直し一揆で打ちこわしの被害にあり、長屋門と呼ばれる門には当時の傷が残っています。現在では、醤油の製造は停止していますが、歴史的建造物を複合施設西山荘Streetとしてリノベーション工事が進められています。



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