毛利邸と庭園:長州の旅・防府編④
防府天満宮から国分寺、佐波神社と山陽道を西に進むと毛利邸の前に出ます。
毛利邸は、明治維新後に侯爵となった旧長州藩主の毛利家の当主、毛利元昭(もとあきら)が国許に建てた邸宅です。これは、長州藩14代(最後)藩主の毛利元徳(もとのり)の家憲によるもので、東京の高輪邸、防府市内三田尻の三田尻邸(三田尻御茶屋)に対して多々良邸と呼ばれていました。
入口から門にたどり着くまで遠く、毛利家の栄華を感じます。
現在では、邸宅・庭園をあわせて国指定の名勝となっています。また、邸宅の一部は毛利博物館になっています。場所を選定したのは、元長州藩士で伊藤内閣で大蔵大臣などの多くの要職を歴任した(当時は内務大臣)井上馨とされています。本邸は建築面積1002㎡、10棟60部屋からなる和風建築で、総工費は現在価格で約150億円とされています。
国宝や重要文化財など2万点が所蔵・展示されています。
この日は時間の都合で庭園の散歩しかできませんでしたが、庭園からの邸宅の眺めも見事です。
庭園は広大ですが、あいにく季節が悪く残念でした。
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