あちこち旅日記

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女川の復興調査兼ねて孤独のグルメ聖地訪問:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑯

 女川は東日本大震災の津波で大きな被害を受けたと聞いていましたが、現在はどうなっているでしょうか。復興の状況を見るとともに、美味しい海鮮料理をいただくのを楽しみに石巻線の終点の港町を初めて訪れました。


 塩釜の神社の名前は「おかま」さんでしたが、今度の地名は「女」です。ちなみに「男」の付く地名はありませんが、女川は「鹿半島」の先端近くにあります。


鹽竈神社の場外末社は珍名だけどノーマルでした:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑭ - あちこち旅日記


 まず、駅舎が綺麗に再整備されていました。駅舎には温泉施設「ゆぽっぽ」が併設されています。

 列車の待ち時間にも利用でき、また、駅舎内には無料で利用できる足湯もあります。

 また、道の駅おながわを中心に、日用品・工房・飲食エリアから構成される複合施設「シーパルピア」があります。ミニスーパーや小売店、飲食店といったさまざまな業種の27店舗が出店しており、観光客で大変賑わいを見せていました(ipad破損のため、混雑している写真を紹介できないのが残念です)。


(出所)wikipedia


 この日のランチは、シーパルピアからほど近い「ニューこのり」さんでいただきました。


女川海の膳 ニューこのり|女川海の旬の魚介を使った海鮮料理レストラン

 このお店、2016年8月に放送された「孤独のグルメ 真夏の東北・宮城出張編」に登場したお店です。


孤独のグルメスペシャル!真夏の東北・宮城出張編:テレビ東京


 列車が駅に着いたのが午前11時すぎで、開店時間の11時にわずかに間に合わず、店に着いた頃には既に満席になっていました。店頭で予約登録をすれば、携帯電話に連絡をもらえるので、1時間ほど女川港を散歩してきました。


 東日本大震災の遺構である旧女川交番。1980年(昭和55 年)に建てられた鉄筋コンクリート造2階建てで、1階が執務室、2階が休憩室として使用されていました。東日本大震災における津波により海中に没し、引き波により基礎部分の杭が引き抜かれ、現在の位置に横倒しになったものと考えられています。鉄筋コンクリート造の建物が津波で転倒したのは日本で初めての事例であり、また、世界的に見ても希少な事例となっています。

(出所)シーパルピアホームページ


 「シーパルピア」にある道の駅女川を見て回っているうちに、携帯電話が鳴りました。「孤独のグルメ」では海鮮五色丼をオーダーしていましたが、ミニ丼3種、茶碗蒸、フルーツからなる姫花かご膳(税込み2640円)と生ビールをいただきました。

 こうしてみると、女川は震災から見事に復興し、従来に増して繁栄しているように見えます。しかし、駅の裏側にまわると、依然として仮設住宅が残っていました。完全な復興までにはまだ時間がかかりそうという印象でした。


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