中山道と諏訪大社下社秋宮:信州リベンジ旅下諏訪編②
諏訪湖周辺の一番の観光名所と言えば、諏訪大社でしょう。信濃国一宮である諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社であり、旧社格は官幣大社と格式の高さを誇ります。中世には狩猟神事を執り行っていたことから、狩猟、漁業を守護する神社としても崇拝を受けてきました。
また、諏訪大社は4カ所の神社から構成されているという点で、かなりユニークな存在です。下諏訪には下社秋宮と下社春宮、上諏訪には上社本宮、上社前宮があり、4社巡りをする方は少なくありません。参拝の順序には特にきまりはないそうですが、上社と比べて下諏訪の下社は秋宮、春宮とも駅から徒歩圏と近く、手軽に参拝できます。
この日は、中山道の下諏訪宿巡りも兼ねていたため、下諏訪駅から中山道沿いにやや西にある春宮大門を起点とし、参道を通らず、下社秋宮を参拝してから下社春宮を参拝するルートをあえて選びました。
中山道を東に進み、下諏訪駅を通過すると、菅野温泉があります。下諏訪では街中にこうした源泉を引いた大衆浴場があちこちにあります。
さらに進むと高札場が見えてきます。
ここで中山道は斜め左に折れますが、
折れずに直進します。すると、本日の目的地の一つ下社秋宮に突き当たります。
イチイの木が下社秋宮の神体です。
神楽殿(重要文化財): 1835年(天保6年)に造営されたものです。
菊祭りをやっていました。
神楽殿の奥には二重楼門造りの拝殿と左片拝殿及び右片拝殿が横に並びます。
拝殿の裏手にある神明造りの宝殿。
二の御柱
たくさんの地酒メーカーから奉納された酒樽が並んでいます。
宝物殿
下社の前は、甲州街道となっており、老舗が軒を並べます。
昔の表通りは大名などの位の高い人たちが通るもので、庶民は裏通りと歩いたとされています。この「歴史のこみち」は当時の庶民の気持ちのわかる穴場スポットとされています。
下社のすぐ北に中山道との合流地点があります。
下社秋宮境内図
今回のルートは赤で示したところです。
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