今回は西武池袋線で池袋から2つ目の東長崎に出没しました。一見すると平凡な住宅地ですが、実はラーメンの名店が集まる激戦地となっています。

　東長崎駅の南北口両方のエレベーターホールには長崎県の浦上天主堂にある「アンジェラスの鐘」を模したものがあります（ただし、プラスチック製なので鳴らないそうです）。東長崎の地名は、九州の長崎と区別するためにつけたものですが、実は九州の長崎とは全くゆかりがないそうです。鎌倉時代の北条得宗家の御内人（みうちびと）であった長崎氏の所領だったとの説が有力です。

　南口からすぐに横浜家系ラーメンの中野家があります（こってり系ラーメン禁止と医師から言われているため、入ったことはありません）。

　この通りは、長崎銀座通りと呼ばれており、ラーメンの人気店がひしめいています。

　長崎銀座をしばらく進むと、ミシュランのビブグルマンに３年連続で掲載されたカネキッチンがあります（建物の2階なので見落としてしまうのでご注意ください）。地鶏丹波どりを贅沢に使った醤油味のスープ、国産小麦100%の特注麺がよく合っています。いつ来ても安定の味です。

　もう少し進んだところにある麵屋清。店主の小島さんは元和食料理人でラーメンで勝負したいと独立したそうです。比内地鶏白湯スープが美味。毎月限定メニューもあります。

　さらに進むとド派手な看板のオリオン食堂があります。濃厚なスープが人気。毎週火曜日には「チャレンジオリオン」と称して、お楽しみスープを出しているようです。

　駅に戻って線路沿いを椎名町に進むと、踏切際に小さなラーメン店「西ちゃん」があります。ラーメン激戦地にあって立地条件は最悪で規模も小さいお店ですが、午後3時にはスープがなくなり閉店してしまいます。二流立地でも口コミ人気で繁盛する店は本当にすごいです。いつかはメジャーデビューしていくお店かもしれません。

　醤油ラーメン600円、全部乗せが730円と格安。これは全部乗せです。納得の味でした。

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