あちこち旅日記

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横浜中華街の台湾祭りで屋台料理を堪能:日本の中の外国⑯

 今回は、横浜中華街にある横浜中華学院で行われいる台湾祭りの報告です。



 横浜中華学院は、1898年2月に訪日していた孫文によって横浜市に設立された大同学校を前身とする日本で最初の中華学校です。横浜中華街の華僑に広東語で教育を受けさせるという目的に基づいて設立されました。

 1937年に日中戦争が勃発すると、文部省の介入や生徒の帰国によって、事実上の閉鎖に追い込まれましたが、終戦後の1946年に再建され、北京語での教育が導入されました。1947年に横浜中華学校と改称されました。


 その後、冷戦の中で中華民国を支持する関係者と中華人民共和国を支持する関係者との間で対立が深まり、紛争の末、1952年に中華人民共和国を支持する者が独立し、新たに横浜山手中華学校を設立しました。その結果、同校は中華民国を支持する者が優勢となり、中華民国教育部から認定を受けました。1968年に横浜中華学院と改称しています。


 雰囲気は台湾屋台が並ぶ夜市の雰囲気そのままです。台湾グルメが味わえます。




 会場では春節などでおなじみの獅子舞をやっていました。中華学院の生徒さんたちが銅鑼を鳴らす演奏をして盛り上げていました。

 中国獅子舞は五穀豊穣を願い、農民の間で生まれ広まったといわれています。古来より獅子は「神の使い」とされ、その背中には神がいるといわれています。獅子に頭を咬んでもらうと厄を祓い福が来る「開運厄除」や「無病息災」のご利益があるといわれています。また、獅子が悪いものを食べてくれた、咬まれたけれど無事だった、という事から「健康長寿」をもたらすという意味もあります。皆さんうれしそうに咬まれていました。

 

 カメラ向けたら、私の方にもやってきてくれました。 獅子の「白」は沈着と冷静を意味しているそうです。

 台湾ビールのほか、小籠包や魯肉飯、牛肉麺、台湾スイーツなどの屋台が出ていました。

 どれも美味しそうだったのですが、台湾ビールと魯肉飯をいただきました。


 「台湾祭 in 横浜中華街」は今年2023年が初開催で、8月20日(日)まで開催されています。開催時間は11:00〜20:00(ラストオーダー 19:00)です。この日はランチ時間に行きましたが、夜市の雰囲気が味わえる夜に行った方がよさそうです。あと4日しかありませんが、ぜひ行ってみてください。


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