クロスボーダーでビジネスをする際に重要なことは、情報であることはいうまでもありません。政府であれば、統計がきちんと整備され、経済現況分析がきちんとできること、そしてメディアによる政治・経済の報道が豊富に行われていて、論評も多面的な角度から行われていることが重要です。 また、言葉の壁も大きい中東... 続きをみる
2024年2月のブログ記事
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今回のアンテナショップ巡りは、日本橋室町にある三重テラスさんにお邪魔しました。場所は中央通りをはさんでマンダリンオリエンタルホテルの向かいにあります。この日は強風で大変でした。 まずはカフェレストランでランチをいただきます。 週替わりランチ(1300円)は、三重県の「ソウルフードのセット」と... 続きをみる
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孤独のグルメ聖地めぐり:小竹向原(東京都練馬区)のまちのパーラー
今回の孤独のグルメ聖地めぐりは、東京メトロ有楽町線・副都心線と西武有楽町線の分岐点である小竹向原駅近くにある「まちのパーラー」です。 このお店はSeason3に登場しました。 小竹向原駅の2番出口を出て、5分程度歩くと着きます。 入り口は「まちの保育園」と共用になっています。ここは作家の乙... 続きをみる
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資金力に余裕があり、国連機関に影響力を行使しうる国で、アメリカを困らせることで得をする国といったら、やはりロシアでしょう。 実際に、ガザ開戦により米国がイスラエルへの弾薬の提供を増やした結果、ウクライナ支援のためのリソースが割かれ、ウクライナとの戦況でロシアが優勢に転じたことは広く報じられてい... 続きをみる
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イランがガザ紛争の黒幕でないとしたら、本当の黒幕は誰でしょうか。①国連機関の不正を見逃せる影響力、②ハマスの軍事費を支援できる資金力、③強力な自国の軍事力を有し、④ガザ紛争で恩恵を受けている国、ということで考えていくと、まず思いつくのが中国です。ガザ紛争への対応でアメリカが手一杯となり、東アジア... 続きをみる
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東京にあるアンテナショップ第三弾は、日本橋にある長崎県のアンテナショップ「日本橋長崎館」です。店舗は永代通りに面したビルの1階にあります。 長濱ねるさんがお出迎え。 旅行相談にも乗っていただけ、パンフレットも揃っています。 特産品が豊富です。 芸能人や文化人などのサイン入り色紙も。 こ... 続きをみる
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これまでガザ紛争の背景を中東の歴史を回顧しつつ説明してきました。①アラブ産油国は脱石油依存のためにイスラエルとの国交正常化を進めており、パレスチナはもはややっかいな存在になりつつある、②アラブ諸国の心配はムスリム同胞団の影響を受けた過激派組織であり、立場上イスラエルを批判するが、ハマスを支援する... 続きをみる
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孤独のグルメ聖地めぐり:ひばりが丘(西東京市)のコンマコーヒー
孤独のグルメ Season8に登場した、東京都西東京市にある「コンマコーヒー」さんにお邪魔してきました。 最寄り駅は、西武池袋線のひばりが丘駅になります。 徒歩だと約20分かかりますが、バスが頻発していうので利用すると便利です。2番乗り場からひばりが丘団地経由武蔵境駅行きまたは田無駅行きに乗... 続きをみる
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イスラエルとパレスチナの対立を見て、多くの方はユダヤvsアラブの対立と思っているのではないでしょうか。確かに、パレスチナの戦士たちは「アラブの大義」を掲げ、アラブ諸国の支援を期待しながら戦っています。しかし、これまでも指摘してきたように、ハマスは既にアラブでやっかいもの扱いされ始めています。 ... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実⑥:大岡越前候補サウジの顔をつぶしたハマス
このシリーズ第四回目で、「大岡越前の不在が中東問題の解決を困難にしている」ことを投稿させていただきました。 国内事情を抱える米国の仲介能力の低下が一番の問題ですが、大岡越前になってくれそうな国がないわけではありません。アラブの大国であり軍事・経済両面で事実上の「アラブの盟主」であり、OPEC最... 続きをみる
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今回紹介するアンテナショップは池袋東口にある宮城ふるさとプラザです。2005年にオープンしたこのショップはこれまでに延べ1260万人が来店し、銘菓や農水産物、ご当地グルメのすんだシェイクや牛タンなど、80億円にのぼる県産品を売り上げてきたそうです。 ショップの1階が物販コーナー、2階が飲食コー... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実⑤:イスラエルは米国の言うことをきかなくなっている
イスラエルとハマスの停戦がなかなか進まない最大の要因は米国の仲裁能力の低下にある、とこれまでも述べてきました。これには選挙イヤーにある米国に余力がないこともありますが、バイデン政権発足後、イスラエルとの関係が冷え込んでいたことも指摘する必要があります。 イスラエルは2020年にUAE、バーレー... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実④:大岡越前の不在が解決を難しくしている
外交交渉をゲームに例えて、最高のスコアは「51対49で勝つことだ」と言われます。それ以上の点差がつくようなどちらかに一方的な展開になるならば合意が成立することはありません。Win-Winならばすんなりまとまるでしょう。では「50対50の引き分け」はどうでしょうか。引き分けならば、双方の顔が立つの... 続きをみる
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これまで、地名やレストランの珍名を紹介してきました。 長崎県の「女の都」 終点がどんなところか気になりますが、残念ながら男性天国ではなさそうです。 銀座のイタリアンレストラン「スケベニンゲン」 実際にオランダにある地名からいただいたそうです。なお、店員さんは真面目そうな方でした 埼玉県川越市... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実③:悪いのは米国とユダヤ資本ではない
パレスチナ問題についてのSNS投稿をみると、「アメリカが悪い」「ユダヤ系資本の金の力で欧米政府は言いなりになっている」とのコメントを多く目にします。しかし、これは中東近代史と米国社会についての無知からくる典型的なフェイク情報です。それどころか、後者はホロコーストの原因となったユダヤ陰謀論につなが... 続きをみる
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諸般の事情で2月一杯は遠出をすることができなくなってしまいました。そこでふと思いつたのは、東京にいながら全国各地の味を堪能できるアンテナショップ巡りです。最近、被災地のアンテナショップを廻ってきましたが、復興支援にこだわらなくても純粋に旅行気分を味わうことも悪くありません。大半のアンテナショップ... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実②:アラブがハマスを軍事支援しないわけ
前回、「メディアが報じない中東の真実:中東はさほど難解ではありません」というタイトルで投稿しましたが、「アラブ諸国は口だけイスラエルを非難するだけで、軍事行動を起こすことはないだろう」と言及しました。今回は、その根拠について説明したいと思います。 イスラエルとアラブ諸国は過去4回の中東戦争を戦... 続きをみる
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メディアが報じない中東の真実:中東はさほど難解ではありません
先日、自分自身の中東ビジネスの経験をもとに「中東旅行のススメ」を3回シリーズで投稿しました。 ところで、日頃知人には「中東はよくわからないという意味で怖い」と言われています。確かに、各方面で「中東は難解」という言い方がされます。しかし、中東ビジネスに携わってきた身としていえることは、「中東はさ... 続きをみる
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以前、震災復興支援という目的で福島県のアンテナショップを訪ね、また、石川県の物産フェアにも行ってきました。しかし、能登沖地震の被害は広範囲に及んでいます。地元の特産品を購入することと、ブログを通じて情報発信することくらいしか私には今できませんが、その一環として東京・日本橋にあるトヤマバーに行って... 続きをみる
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長野の名所といえば何と言っても善光寺でしょう。スケジュールがフルに埋まっていて余裕がなかったのですが、日没時間が随分遅くなってきたおかげで、アフター5の時間帯でも善光寺に参拝することができました。 善光寺は無宗派の単立仏教寺院です。日本において仏教が諸宗派に分かれる以前からの寺院であることから... 続きをみる
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名物カレー店「山小屋」さんでランチをいただいた後、近くを見渡すと気になるお寺がありました。 「寿老人」または「かるかやさんの西光寺」と呼ばれています。 西光寺は中世の説経節や能で知られる苅萱(かるかや)上人・石童丸ゆかりのある浄土宗の古刹です。1199年(正治元年)、高野山を下った苅萱道心が... 続きをみる
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中東だけではないのですが、旅行で不安になるのは言葉の問題です。特にアラビア語は、筆記体で書かれると何が何だかわか分からず、とても手ごわそうに見えます。 しかし、心配することはありません。アラブ産油国の場合、皆さん英語がとても堪能で、ほとんどの公共施設や道路標識などは、英語との併記がされています... 続きをみる
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中東旅行に後ろ向きな方には、「お酒が飲めないから楽しくない」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。アル中でなくても、旅の楽しみの一つであるお酒が飲めないのはつらいところです。 確かにイスラム原理主義の国や、戒律の厳しい国では外国人であってもアルコールの販売が禁止されています。しかし、状... 続きをみる
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ハマスによるイスラエル侵攻と、その後のイスラエルによる掃討作戦により、イスラム、ユダヤ双方への偏見に満ちた投稿が増えています。かつて、中東関係のビジネスに携わり、アラブ、イスラエル、トルコなど頻繁に出張に行っていた身として大変残念に思います。 こうした偏見の背景にあるのは、無知であることはいう... 続きをみる
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地震の被害が大きかった被災地への支援に際して配慮すべきルール(災害支援の常識)があります。被害が甚大な地域へはまず行方不明者の捜索や救出が最優先ですが、一定時間を過ぎその役目が終わると次に生活物資を供給することが重要になります。しかし、生活支援物資を送ろうにも道路が寸断されていてはどうしようもあ... 続きをみる
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長野でのランチは、納豆カレー発祥の店として有名な「山小屋」さんでいただきました。先日、神奈川県二宮町で孤独のグルメのロケ地になったカフェ「山小屋」に入れなかったので、リベンジも兼ねています。 長野駅善光寺口より、北国街道(長野中央通り)を善光寺方面に進み、狭い路地に入るったところにお店がありま... 続きをみる
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長野市と言えば、1月21日にショッキングなニュースを見ました。それは、地元のバス会社・長電バスが長野市内の一部路線を日曜日全面運休に踏み切ったことです(発表は昨年12月だったようです)。 全国的に路線バス路線の廃止が相次いでいますが、これまでは利用者の減少によるものが大半でした。しかし、長電バ... 続きをみる
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このたび所要で長野に日帰り訪問してきました。 東京駅からは北陸・長野新幹線の金沢行き「かがやき」を利用しました。降雪と余震の影響が心配でしたが、往路は問題ありませんでした。ただし、帰路は若干遅延していました。この方面に出かける予定の方はご注意ください。 東京駅ホームに「かがやき」が入ってきま... 続きをみる
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相模国六社巡りの第二回は、相模国二の宮に当たる、川勾(かわわ)神社の訪問記です。場所は、神奈川県二宮町にあります。遅くなってしまいましたが、年末に行ってきました。 本来は、一の宮に当たる寒川神社から訪問するのがしきたりですが、ご容赦ください。 隣接する小田原市にも二宮神社がありますが、これは二... 続きをみる