あちこち旅日記

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東京の阿波踊りをはしごしました(後):高円寺阿波踊り

 前回、大塚阿波踊りを紹介させていただきましたが、その足で高円寺まで山手線と中央線を乗り継いで高円寺の阿波踊りをはしごしてきました。高円寺は南越谷(埼玉県)ともに本家徳島と「日本三大阿波踊り」と呼ばれているそうです。



 高円寺阿波踊りは1957年より開催されています。高円寺の商店街(現在のパル商店街)の青年部が町おこしとして、高円寺の氷川神社の例大祭に併せて始めたもので、当初は隣町の阿佐谷七夕祭りに対抗して夏のイベント用に阿波踊りに似た「高円寺ばか踊り」と命名されていました。その後、都内在住の徳島県出身者から指導を受ける形で「阿波おどり」として発展し、1963年(昭和38年)には現在の「東京高円寺阿波おどり」に改称されています。徳島との交流も行われており、2014年(平成26年)以降は徳島市の観光PRキャラバンを実施し、初日には本場徳島の連を1連招待するようになっています。


 コロナ前は、高円寺阿波踊りには1万人の踊り子が参加し、120万人の見物客が訪れていたそうです。踊り子の数はコロナ前の徳島10万人(コロナ前の通常時)と比べると10分の1しかないのですが、高円寺の特徴は人口規模の大きさを反映して「見る阿呆」が圧倒的に多いことが挙げられます。


 ちなみに越谷の踊り子数はコロナ前で6500人(2日間の延べ人数)だったそうです。南越谷阿波踊りはダリチョコさんが投稿されていましたので、こちらをご覧ください。




 観客の人出(コロナ前で台風などが来なかった通常時)は、以下のように高円寺が群を抜いて多くなっています。また、高円寺では徳島と比べて会場エリアも狭いことから、かなりの混雑度になってしまっています。


高円寺 120万人(2日間)・・・60万人/日
徳島 108万人(4日間)・・・27万人/日
南越谷 75万人(2日間)・・・37.5万人/日
(ご参考)
大塚 15万人(1日間)


 駅を降りると、とにかく人が多く密になっています。通航制限が厳しく、演舞場までたどりつけません。コロナ感染の水準が上がっている中マスクしない方も多く、かなり心配な状態です。

 組踊りの会場では、人だかりの隙間から見るのがやっとでした。それでも立ち止って写真をとると警察官や警備員の方から注意を受けます。

 流し踊りが行われている通りには近くづくことさえできません。仕方ないので(元住民のアドバンテージをいかして)裏通りを通って、待機場や出発点の方に行ってみます。交差点の通行止めが解除される一瞬がシャッターチャンスです。

 次の連が呼ばれました。

 警察官に立ち止まらないように注意され、あわてていたので、ブレてしまいました。

 高円寺氷川神社の例大祭として始まった阿波踊りでしたが、当の氷川神社の門は閉じられていました。

 ふと悪い予感が頭をよぎりました。終了時間が近くなると大勢が駅に押しかけ、駅の入場制限がかかり帰れなくなってしまい恐れがありました。もうあきらめて帰宅を急ぐことにしました。


 すると、駅のホームから活気ある踊りを見ることができました。結局、駅のホームが最高のフォトスポットでした。


 やはり阿波踊りを見るならば会場が広い本場徳島か、穴場なら大塚のような小規模なイベントがよさそうです。


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