あちこち旅日記

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灼熱の都心で涼を求めて庭園へ⑧:旧岩崎邸庭園(台東区)

 庭園シリーズの第8回目は、台東区にある都立旧岩崎邸庭園です。

   

 上野駅から不忍池(蓮池)を通り、

不忍通りを渡り、

一つ裏通りの、無縁坂の下に位置します。

 門を入り、馬車道を登っていきます。

 旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、洋館・ビリヤード室・和館の3棟が現存しています。


 木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドル博士の設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。

 先週紹介した旧古河庭園もジョサイア・コンドル博士の設計でした。


 別棟として建つコンドル博士設計のビリヤード場は当時の日本では珍しかったスイスの山小屋風の木造建築で、洋館とは地下道で結ばれています。

 洋館とつながっている書院造りの和館。床の間や襖には障壁画などが残っています。洋館、和館とも内部を見ることができますが、内部は撮影禁止。見学は洋館から入り、和館から出ます。また、和館には御茶席があります(抹茶セット850円)。

 庭園は近代的な造りです。往時の庭は、大名庭園の形式を一部踏襲していましたが、建築様式同様に和洋併置式とされ、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残しています。往時をしのぶ庭の様子は、江戸時代の石碑、和館前の手水鉢や庭石、モッコクの大木などに見ることができます。

開園時間
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日
年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)


入園料
一般    400円
65歳以上 200円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
9/15-21(老人週間)には 60歳以上の方は無料になります。


御茶席
営業時間:
9:00~16:50(ラストオーダー16:30)
定休日:
年末年始


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