あちこち旅日記

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20年ぶりの小田原城は様変わり

 「ういろう本店」「かまぼこ通り」を訪れた後、小田原城に行ってみました。もう何度も飽きるほど行ったことがあるので、全く期待していませんでしたが、およそ20年ぶりの小田原城は昔と随分変わっていてとても新鮮でした。


(出所)小田原市観光協会


 三の丸小学校脇より「お堀端通り」を行きます。

 正面入り口。ここが正規登城ルートとされています。

 馬出門は、小田原城の大手筋に位置し、二の丸を守る重要な門です。2009年春、総工費5億円余、江戸時代の姿によみがえりました。前回行った時は、この正規登城ルートはありませんでした。

 二の丸より天守閣を望む。

 お茶壷曲輪より天守閣を望む。

 正規登城ルートができる前は、北入口から入るのかまたは、お堀端通りからは学橋(まなびばし)を使って入るのが一般的でした。

 学橋というのは、かつてここに小学校(城内小学校)があったためです。同校は既に統廃合になってしまい、現在は講堂だった建物が残るだけです(文化財が地中に埋まっているかもしれないために容易に建て替えができないことが問題となっていました)。講堂は現在、小田原城NINJA館(歴史見聞館)となっており、風魔忍者の体験ができます。ちびっ子や外国人観光客に大人気のようです。

 常盤木門は本丸の正門にあたり、重要な防御拠点であったために、他の門と比べても大きく、堅固に造られていました。江戸時代初期から設けられていた模様で、1703年(元禄16年)の大地震で崩壊した後、1706年(宝永3年)に再建され、1870年(明治3年)の小田原城廃城まで姿をとどめていました。現在の姿には1971年(昭和46年)に復元されました。ここは、よく時代劇の撮影に使われているので、見たことある方は多いのではないでしょうか。

 常盤木門の2階は展示施設になっています。また、甲冑や打掛を借りての写真撮影も行っています。

  天守閣は観光客に人気ですが、残念ながら本物ではなく、戦後再建したものです。

 天守閣のある城址公園は。昔は動物園になっていましたが、今はニホンザルしかいません。かつて、私の親類が家で猿を飼育していたのですが、ある事情で飼えなくなりこの動物園譲渡したそうですが、その後長生きせずに死んでしまったそうです。

 かつて象がいたエリアは手裏剣打ち道場になってしまいました。

 昔は市は観光振興にあまり熱心ではなかったようですが、大河ドラマの誘致に署名運動までしていました。ずいぶん変わったものです。

 お堀端通りを北に進むと、ジャズカフェ・バーがあります。

 ここは2014年に日本テレビ系で放送されたドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望」で薬師丸ひろ子さんが演じた樽見楓が経営していたカフェ「サザンウインド」でした。ドラマのモデルとなったのは開成高校の野球部だそうですが、ドラマでは小田原城徳高校という名前で、ロケは地元の進学校である小田原高校で行われていました。



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