日光街道名物杉並木が見事な大沢宿:日光街道宿場巡り㉒
今回紹介するのは、日光街道19番目の宿場・大沢宿です。現在の行政区画は栃木県日光市大沢町になります。
当地はもともと大沢村と呼ばれていましたが1617年(元和3年)に徳川家康の日光鎮座に伴って宿駅(大沢宿)となりました。元和年間には大沢御殿が建造され徳川将軍家の日光参詣に際し宿泊所として使用されました(その後処分)。
旧日光街道は大沢交差点を挟んで、新道(国道19号線)と別れて進みます。旧街道には見事な杉並木が保存されています。
大沢交差点付近が宿場の中心地になり、1843年(天保14年)の『日光道中宿村大概帳』によれば、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠が41軒、宿内の家数は43軒あったとされますが、当時の宿場の風情はほとんど残っていません。
大沢宿の鎮守である王子神社。
1870年に設立された大沢小学校(1970年に建てられた創立100周年記念碑)。
ここにも二宮金次郎の像があります。
大沢小学校を過ぎると、再び杉並木の保存地区に入ります。
八坂神社がひっそりとたたずんでいます。
途中で車両通行止めになります。排ガスや振動からの杉並木の保護が徹底しています。
この日の気温は高めでしたが、杉並木の街道はとても涼しかったです。昔の幕府のお役人さん、街道を整備してくれてありがとうございました。
この区間の杉並木は水無地区でとりあえず終点。しかし、その後も日光市内に入るまで断続的に旧街道と新道がたびたび交錯します。
ここからバスに乗って、今市に向かいます。
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