二宮尊徳を祀る報徳二宮神社(神奈川県小田原市)
前回、二宮尊徳の報徳思想について紹介しました。
報徳思想については、今日でも信奉者は多く、各地にある報徳社とそれを束ねる大日本報徳社が普及活動に当たっています。また、兵庫県にある報徳学園(中学校、高等学校)は、報徳思想に基づいた教育を行っています。
また、報徳社員が創建した神社に報徳二宮神社があります。1894年(明治27年)には小田原城址内に鎮座され、1898年(明治31年)には栃木県日光市(旧今市市)にも建てられています
。このほか、二宮尊徳が活躍した栃木県真岡市、神奈川県相模原市にも報徳二宮神社があります。
なお、「二宮神社」という名前の神社は全国各地に点在しますが、多くは報徳二宮神社とは無関係です。各令制国で最も重要な神社が「一の宮」、二番目に重要な神社が「二の宮」と呼ばれ、国司が任命され赴任した際に、順番に参拝することが慣例となっていました。このため、「二の宮」は全国に存在し、相模国(神奈川県西部)や下野国(栃木県)では、「報徳二宮神社」と別に「二宮神社」が存在していることになります。
栃木県日光市の「報徳二宮神社」は以前日光街道の旅の際に報告しましたので、今回は生誕地小田原にある「報徳二宮神社」を紹介します。
旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。
報徳二宮神社は小田原城址公園の南端にあります。
(出所)報徳二宮神社
手水舎
御社殿
祈祷殿
神池
金次郎カフェ
報徳博物館(この日は休館でした)
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