世界に誇る昭和マンガの聖地:トキワ荘マンガミュージアム
前々回の投稿では、東京池袋にある「東京アニメステーション」の報告をさせていただきましたが、今回は西武池袋線で池袋から一つ目の椎名町駅が最寄りとなる「トキワ荘公園」と公園に立つ「トキワ荘マンガミュージアム」の訪問記です。
トキワ荘はかつて豊島区椎名町(現在の地名は南長崎)にあった伝説のアパートで、マンガの巨匠たちが住み集ったところです。手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫・・・といった誰もが知る昭和を代表するマンガ家たちが名を連ねていました。トキワ荘は老朽化により1982年に解体されましたが、復元され、2020年に豊島区立のマンガミュージアムとして開館しました。
コロナ感染対策のために人数制限をしており、予約が必要です(ホームページから予約できます)。
玄関を入り受付を済ませると、まずは2階に上がります。
トキワ荘では4畳半一間で、風呂なし、トイレと台所が共用です。マンガ家たちがトキワ荘で暮らしていた1960年代には豊島区の人口は4倍に増加し、住民のほぼ半数がアパート暮らしをしていたそうです。
共同トイレ(男女共用)
共同キッチン。貧しかった頃の赤塚不二夫はここを風呂代わりに使っていたとのことです。
電話も部屋に引けず、編集者との連絡に公衆電話を利用していました。
手塚治虫、藤子不二雄A、藤子F不二雄らが住んでいた部屋
赤塚不二夫の部屋
藤子F不二雄の部屋
石ノ森正太郎の部屋
このほかにも、大物マンガ家たちの居室が復元されています。
空室には記念メダルの販売機がありました。
当時はなかったエレベーターがついています。これを使って下ると1階は企画展が行われています。
現在は企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」が開催中です(2024年3月24日まで)。
これまでもいろいろな企画展が開催されています。
裏庭に回ってみました。
周辺にもトキワ荘にゆかりのある旧跡が整備されいます。次回以降紹介していきます。
公園の敷地に隣接してギフトショップもあります。
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