トキワ荘周辺の昭和マンガ歴史遺産
前回、トキワ荘公園とトキワ荘マンガミュージアムの紹介記事を投稿しましたが、トキワ荘のあった場所とその周辺には、トキワ荘やその住民に関連する史跡が保存されています。今回は、これらの昭和の文化遺産を紹介していきます。
(出所)公益財団法人としま未来文化財団ホームページ
椎名町駅を降りると、駅にはモニュメントがあります。
椎名町駅の壁画
トキワ荘跡地です。トキワ荘は1982年に解体されましたが、跡地(現在は出版・印刷会社)には記念碑が建っています。
跡地から道路を挟んで、住民たちがよく出前を頼んでいた街中華の「松葉」があり、現在も営業中です。この日はあいにく満員で食事ができなかったので、後日改めて訪問し食レポします。
トキワ荘マンガステーション。2015年に開設され、現在ではトキワ荘の入居していたマンガ家たちの作品を手にとって読める施設になっています。
トキワ荘通りお休み処。旧吉津屋米店で1926年築の古商家を改装したものです。トキワ荘の住民たちは、米穀通帳の配布を受け、ここから米を購入していたそうです。
マンガ家たちのサインが多数掲示されており、関連グッズの販売や、まちの見どころを紹介しています。
トキワ荘の住人たちも通い、1991年(平成3年)ごろまで営業していた銭湯・鶴の湯の跡地。鶴の湯は藤子不二雄Aの「まんが道」にも登場しました。
仕事量の増えた赤塚不二夫が、トキワ荘の一室だけでは手狭になり、新たに借りて暮らした紫雲荘。今も現存するこのアパートを活用して、マンガ家をめざす若者に紫雲荘の空き部屋を家賃補助のもと貸し出し、地元住人や豊島区などで応援する「紫雲荘活用プロジェクトが進められているそうです。
トキワ荘に住んでいたマンガ家たちの作品にたびたび登場していた子育て地蔵。
昭和20年代後半に建てられた戦後マーケットである味楽百貨店を改装したトキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)。次回、詳しく報告します。
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