あちこち旅日記

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宝くじの神様:勝ち目なくても高額当選の夢を追うならば日本橋椙森神社に

 今回は日本橋七福神の一つ、恵比寿大神を奉る椙森神社を訪問しました。



 椙森神社は平安時代前期の931年(承平元年)頃の創建とされています。平安時代の貴族・藤原秀郷が平将門の乱鎮定のため戦勝祈願し、戦後白銀の狐像を奉納したのが起源とされます。江戸時代には江戸三森(椙森、柳森、烏森)の一つに数えられていました。


 社殿は関東大震災で焼失し、1931年(昭和6年)に鉄筋入り耐震構造で再建されています。1945(昭和20)年3月の大空襲では、神社だけではなく氏子の大部分も焼失を免れたとされています。


 有名な割には神社の規模は小さく、低層ビル街(いわゆるB級オフィス街)にひっそりたたずんでいます。社務所も質素です。


 江戸時代には諸大名や庶民の崇敬を集め、花相撲や富興行等も数多く行なわれていました。また、富くじ興行が多く行われ、これを記念した富塚碑があります。このため、現在でも宝くじの神様として多くの方が当選祈願に来るそうです。


 富塚の前、またはお賽銭箱の上に「宝くじ祈願用」と書かれた台があり、そこに宝くじを置き祈願をするのがお作法だそうです。

 社務所では、宝くじの券のケース(籤入れ)も売られています。毎月13日と10月3日の「富の日」には当日限定の御朱印も頂けまるそうです。


 ちなみに、宝くじの払い戻し率は45.7%で、半分以上を胴元に取られています。サッカーくじの49.3%、公営ギャンブル(競輪、競馬、オートレースなど)の78.2%(払い戻し金には一時所得として累進課税されるので、実質的には約60%)と比べても劣ります(注)。また、カジノではルーレット(特定の目にベット)が37分の36、ビッグオアスモールの大小2択では36分の35が払い戻し率の期待値です。この点では宝くじよりもカジノの方が良心的です。宝くじにはサッカーくじや公営レースのようなワクワク感もなく、カジノのカードゲームのような戦略性も楽しめません。私には買う人の心情は全く理解ができません(失礼ながら、中学生レベルの数学を学び直した方がよいかもしれません)。


(注)みずほ銀行による。


 一方、株式投資はギャンブルではありませんが(勘違いしている方が多いようですが)、過去10年(2023年5月末時点)で東証株価指数は配当込みで2.3倍になっています(年率8.9%のリターン)。経済が順調に成長している限りにおいて、後追い買いしたり、トレーディングなど一切せずに(余計な手数料払わずに)長期で放置しておけば(またはドルコスト平均法で積み立てていけば)参加者全員がプラスのリターンを享受できる可能性が大きいのですが、宝くじ買う人に「株はリスクがあるから怖い」と言っている人がいるのはさらに意味不明です。


 勝ち目がないとわかった上で、高額当選の夢を追いたいとい方は椙森神社にすがってみてください。


 なお、私は宝くじの販売に携わるみずほ銀行様には何も恨みも不満もございません(むしろ家を買う時には住宅ローンでお世話になり感謝しています)。


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