灼熱の都心で涼を求めて庭園へ③:肥後細川庭園(文京区)
都心の庭園シリーズの第三回目は、先週の第二回目で紹介した関口芭蕉庵に隣接する肥後細川庭園です。
肥後細川庭園は、関口芭蕉庵と同様に目白台の台地(関口台地)の自然景観を活かした池泉回遊式庭園です。付近は江戸中期以降には旗本の邸地に、江戸後期には徳川御三卿である清水家や一橋家の下屋敷となりました。幕末には熊本藩54万石の細川侯の下屋敷に、1882年(明治15年)には細川家の本邸として使われ、戦後1961年(昭和36年)に東京都が買い取り「新江戸川公園」として開園し、1975年(昭和50年)には文京区に移管されました。2017年(平成29年)に「肥後細川庭園」に名称変更され、現在に至ります。
庭園の地図です
(出所)文京区立肥後細川庭園
目白通りからは神田川にかかる駒塚橋を渡り、左に曲がると
水神社があります。
さらに進むと南門があります。
関口芭蕉庵と比べてもよく手入れが行き届いており、洗練されている印象です。
こちらは西門。
こちらは正門です。
細川家の学問所として、一時期は細川家の住まいとして使用されていた松聲閣(しょうせいかく)。中に入って、お茶をいただいたり、集会室(和室、洋室)を各種会合に利用することができます。
集会室
2階からの庭園の眺めです。
時々イベントも開催しています。本日まで『昆虫観察会』が開催されていますが、残念ながら既に満席のようです。
喫茶「椿」
おしながきです。値段も手頃です。
開園・営業時間は以下の通りです。
日本庭園
2月から10月まで : 午前9時から午後5時まで (但し、入園は午後4時30分まで)
11月から1月まで : 午前9時から午後4時30分まで(但し、入園は午後4時まで)
松聲閣(しょうせいかく)
午前9時から午後5時まで
喫茶「椿」
午前10時から午後4時まで(ラストオーダー)
集会室
午前9時から午後9時まで
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