あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

佐倉ではコスモスフェスタもはしごしてきました

 前回、千葉県佐倉市の秋祭りを報告させていただきました。行ったのは先週末でしたが、22日までは「コスモスフェスタ」も開催されています。


 場所は、秋祭りが行われていた場所と京成線を挟んで反対側。印旛沼に面した「さくらふるさと広場」です。


 佐倉ふるさと広場は、本格オランダ風車がシンボルの公園で、春はチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモスなど四季折々の花々が楽しめます。周辺には県内最大の湖沼である印旛沼や美しい田園風景が広がっており、自然の風景を楽しめる風致公園となっています。


 印旛沼はかつては香取海の一部でしたが、利根川東遷工事などの影響によって江戸時代前期にはW字形の周囲47km・面積20平方キロメートルの閉じられた沼となり、利根川増水時の遊水地的な役割を果たしていました。しかし、洪水防止の観点から印旛沼の水を内海(現在の東京湾)に排水(開疎)するとともに、新田開発や利根川流域から江戸方面への水運の利を確保しようと、江戸時代において享保、天明、天保の3回にわたり工事が行われました。しかし、天災などにより工事はいずれも失敗に終わり、完成したのは1969年(昭和44年)になってからでした。

 「さくらふるさと広場」から遊覧船にも乗れます。


 なかでも、老中・田沼意次が取り組んだ天明の工事は、幕府直轄事業でありながらも民間資金を導入した画期的なものでした。しかし、工程の3分の2まで進捗したところで、天明6年(1786年)7月の大洪水で決壊し、田沼の失脚もあり中断されてしまいました。昔の日本史の教科書では「田沼意次=汚職老中」のイメージが書かれていましたが、最近では田沼意次を再評価する動きが出て来ているようです。田沼意次についてはまた改めて報告したいと思います。


 全体で約50万本のコスモスが植えられ、摘み取り、掘り取り販売が行われていました。私が行った14日には5本で100円、10本で200円、摘み放題で300円でした。今後変動するかもしれません。


 京成佐倉駅北口からシャトルバスが出ていますが、本数が少ないので注意してください。

 時刻表は、市のホームページに掲載されていますので、参考にしてください。



https://www.city.sakura.lg.jp/material/files/group/114/jikokuhyou.pdf


 なお、フェスタは10月22日(日曜日)が最終日です(開催時間は午前9時から午後4時まで)。10月23日(月曜日)以降は、来年のチューリップフェスタの作業を行うため、コスモスはご覧いただけません。


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