観光客が行かない本物のコリアタウン・三河島(前編):日本の中の外国⑳
東京のコリアタウンといえば、ほとんどの方が思い浮かべる街は新大久保だと思いますが、ほとんど観光地化され、韓国コスメのお店などがあふれかえっています。しかし、こういった街では、ローカル色を楽しむことができません。そこで新大久保に飽きたらない方にお勧めなのが、三河島です。
三河島の特徴は、観光客向けでなく、在日の方が肩を寄せ合って暮らしている日常性にあります。大阪で言えば鶴橋に近いものがあるのではないでしょうか(規模からすると鶴橋には大きく及びませんが・・・)。
常磐線の三河島駅が最寄りの駅になりますが、この日はあえて日暮里駅からてくてく歩いて行ってみました。
日暮里駅からは、通称「繊維街」と呼ばれる日暮里中央通りを行きます。
名前の通り、たくさんの繊維問屋や洋裁店があります。
尾竹橋通りを曲がり三河島駅の方向に進むと、こういった韓国食材のお店や韓国料理のお店が数多くあります。いわゆる「焼肉店」ではなく、韓国家庭料理のお店が多くなっています。
路地裏に入ると、ソウルの路地裏の雰囲気のお店もあります。
尾竹橋通りに戻ると気になるお店を発見。店頭には松重豊さんの写真が。
1年ほど前に「孤独のグルメ」で紹介されたお店のようです。韓国式中華料理という表記ですが、ハングルが併記されているのも気になり入ってみました。
2022年12月2日(金)に放送された『孤独のグルメSeason 10』第9話で松重さんが食べた「五郎さんセット」もあります。この日は注文しませんでしたが、タンスユク(酢豚)とジャジャン麺のセット(Fセット)のことのようです。
「五郎さんセット」は放送直後はかなりの人気だったようです。この日は、そこまで空腹ではなかったので、ランチセットから石焼ビビンバ(1100円)を注文しました。
まず、キムチやナムルが出てきます。
石焼ビビンバは綺麗な盛り付けでしたが、写真を撮る前にうっかり混ぜてしまいました(混ぜ始めたところで気がついてあわてて撮影しました)。
スープもついてきました。ソウルで食べるよりもコスパは良かったです(というよりソウルの物価高すぎ)。
帰りは三河島駅から常磐線に乗りました。
駅の北側はあまりお店がありませんが、人気の焼肉店「伽耶」があります。
駅には、銭湯の広告がありました。三河島は銭湯の街でも有名なようです。
幻の野菜「三河島菜」というのも人気のようです。
食堂で人気! “幻の野菜”三河島菜
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