あちこち旅日記

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善光寺七福神の一つ「寿老人」(苅萱山西光寺)

 名物カレー店「山小屋」さんでランチをいただいた後、近くを見渡すと気になるお寺がありました。




 「寿老人」または「かるかやさんの西光寺」と呼ばれています。

 西光寺は中世の説経節や能で知られる苅萱(かるかや)上人・石童丸ゆかりのある浄土宗の古刹です。1199年(正治元年)、高野山を下った苅萱道心がこの地に創建したと伝わります。

 伝承によれば、苅萱道心(寂照坊等阿とも)は元は九州6か国の国司で、出家して高野山に赴き、仏道修行に励んでいました。苅萱の出家後に生まれた子である石童丸と母は父を探して高野山に行きましたが、女人禁制で母は麓に残ることにしました。石童丸は父と思しき僧を見つけ、「父ではないか?」と尋ねるが、出家の身である苅萱は涙を堪えて「そなたの父は死んだ」と告げます。そして石童丸が下山すると母が亡くなっていました。石童丸はその後、高野山に上り、刈萱を実の父親と確信しつつも、34年間弟子として共に過ごしたと言われています。


 境内には親子にまつわる碑や像があるほか、本堂では住職夫人が 親子の悲話を絵解き(神仏の縁起などを絵を用いて説明する伝統芸能)で紹介してくれます。


 また、境内には善光寺七福神巡りの寿老人(じゅろうじん)がまつられています。寿老人(じゅろうじん)は道教の神仙(神)で中国の伝説上の人物です。南極老人星(カノープス)の化身とされています。


 写真が上手くとれていなかったので、西光寺のホームページより拝借しました。

 1871年(明治4年)に「長野石炭油会社」が設立され、境内に日本で最初の石油精製所が置かれました。1875年(明治8年)に道路を挟んだ地に移設するまでこの場所にあったそうです。

 本堂

 御本尊

 苅萱上人と石童丸の墓

 弘法大師を祀る大師堂(園通殿)

 六地蔵尊

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