あちこち旅日記

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夕暮れ時の長野・善光寺

 長野の名所といえば何と言っても善光寺でしょう。スケジュールがフルに埋まっていて余裕がなかったのですが、日没時間が随分遅くなってきたおかげで、アフター5の時間帯でも善光寺に参拝することができました。


 善光寺は無宗派の単立仏教寺院です。日本において仏教が諸宗派に分かれる以前からの寺院であることから、宗派の別なく宿願が可能な霊場と位置づけられてきました。昔から多くの人々が日本中から善光寺を目指して参詣し、「一生に一度は参れ善光寺」と言われました。また女人禁制があった旧来の仏教の中では稀な女性の救済を掲げ、そのため、江戸時代には女性の参詣者が非常に多かったと言われます。


 境内図

(出所)善光寺ホームページ


 善光寺は無宗派の寺院ですが、現在は天台宗・浄土宗によって護持運営されています。この両宗派をそれぞれ束ねるのが大勧進(天台宗)と大本願(浄土宗)です。
 
 大勧進

 大本願

 1918年建立の仁王門。正面には阿形【あぎょう】像・吽形【うんぎょう】像があります。

 石畳の両脇に商店が並ぶ仲見世。この通りから本堂へ続く石畳はおよそ7,777枚あると言われ、善光寺の見どころの一つになっています。善光寺側から仁王門を眺めています。

 左手前にある「たきや」さんは、20年前にツアーで寄ったことがあり、ここのご主人に観光案内をしていただきました。

 善光寺本堂正面にある1750年に建立された山門。額に書かれた「善光寺」の文字の中に五羽の鳩が隠されています。

 1707年建立の本堂。国宝に指定されている木造建築としては4番目の大きさです。

 1759年に浅草天王町祐昌が願主となって造立された六地蔵。1944年に戦時中の金属供出に出されてしまい、現在の六地蔵は1954年に再興されたものです。

 昔、下総国のむじなが、殺生をしなければ生きていけない自らの罪を恥じ、人の姿に化けて善光寺に参詣し、善光寺に燈籠を寄進したという言い伝えがあります。むじな地蔵とむじな灯篭が残っています。

 善光寺聖・法誉円信が全国から喜捨を集めて1722年に造立した延命地蔵尊。明暦の大火を出したといわれる八百屋お七の霊を慰めたものという伝承があり、俗に「八百屋お七のぬれ仏」とも呼ばれています。

 帰りには参道がライトアップされていました。

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