被災地支援:石川県のアンテナショップに行こう
地震の被害が大きかった被災地への支援に際して配慮すべきルール(災害支援の常識)があります。被害が甚大な地域へはまず行方不明者の捜索や救出が最優先ですが、一定時間を過ぎその役目が終わると次に生活物資を供給することが重要になります。しかし、生活支援物資を送ろうにも道路が寸断されていてはどうしようもありません。
道路が完全に復旧するまでは政府や地元自治体の指示に従い、食品メーカーや日用品メーカーに供給していただく物資の輸送は自衛隊か米軍などに任せるべきであり、仕分け作業の負担を地元自治体に負わせるような個人による支援や、物資の輸送に支障をきたすような押しかけボランティア活動は迷惑となるのですべきではありません。国会議員の視察も自粛すべく主要な与野党も申し合わせています(何とか太郎さん、勝手な行動はせず少しは分別のある大人になりましょうね)。
次のステージが生活基盤の再構築です。道路や電気・水道などのライフラインが普及するこの段階になりようやく寄付金やボランティアによる手伝いが重要になります。ボランティア活動も適正な配置ができるように、地元自治体に登録し、必ず指示に従うことが必要です。
インフラが整ってきた段階で初めて機能してくるのが経済活動の再開のための支援です。ここでは金銭による支援よりも、地元の特産品を購入したり、観光に行くなどが効果を発揮します。
また、石川県でも能登地方の先端部のように被災状況が深刻な地域を除けば、金沢市を中心とした加賀地方であれば、生活基盤の再構築というステージを飛ばして経済活動を支援が求められます。雪が多く観光にはあまり向かない時期ではありますが、既に予約済みの方はキャンセルせずにぜひ行って差し上げてください。「こんな時期だから観光は自粛する」などと考えるのは復興の妨げになります。
また、地元の特産品を購入することも、経済活動の再開への支援にもなります。ここで有用なのが、県外にあるアンテナショップの利用です。
石川県のアンテナショップは、東京・銀座に「いしかわ百万石物語・江戸本店」がありましたが、リニューアルのため2023年10月に閉店。北陸新幹線の敦賀延伸(2024年3月16日開業)に合わせて、「八重洲いしかわテラス」が同3月9日にオープン予定です。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kinyuu/antenna/documents/antennna.pdf
それまでの期間、都内各所で特産品の出張販売が行われています。売上の内部は義援金として使われています。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kinyuu/antenna/documents/event_240126r.pdf
このたび、その中の一つである池袋駅構内のショップに行ってきました。
九谷焼製品
九谷焼ガチャも。
抹茶と金箔コーヒー
お菓子が豊富でした。
ラーメンも。
お酒もいろいろ。
カレーによく合うビールって、どんなビールなのか気になります。
池袋駅構内では2月8日まで販売が行われています。
買ってきた商品の一部です。
また、大阪にも「ほっと石川なにわ館」があります。関西在住の皆さまもぜひ行って差し上げて下さい。
参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。