今は行けなくなってしまったけど:ロシア・ウラジオストク
いろいろな事情から今は行けない思い出の地がありますよね。私にとっては、コロナ禍直前の2019年夏に行ったロシア・ウラジオストクがその一つです。6月下旬で、少し肌寒かったのですが、梅雨の日本と違いさわやかな気候でした。
飛行機は、ウクライナ紛争の影響でワンワールドの資格が停止され、今や日本への乗り入れもできなくなってしまったS7航空(旧シベリア航空)を利用しました。
昔のロシアの飛行機というと、危ないイメージでしたが、機材はB737-800でごく普通でした。CAさんはプーチン大統領似のおばさまでした(いい意味では外見スマートな方、悪い意味ではこわもてで不愛想)。
機内食は有名な食感ぱさぱさのチキンサンドイッチ。でも意外にくせになりそうでした。また食べたい。
所要時間は2時間あまりと、東京から最も近い外国の大都市です。ウラジオストクなど極東の都市へは電子ビザで入国できるようになったので、入国は楽でした。空港ロビーに、空港鉄道の駅が隣接していました。
時間が来るとこのドアが開きます。歩いていくと・・
改札口に出ます。ここで切符を買います。クレジットカードが利用できて、英語も通じました(ここの方は愛想よし)。一応ポケトーク持参しましたが、コーヒースタンドで買い物した時以外は出番なし。
切符はレシート状。
改札口では、このQRコードを読み込みます。
ロシア語読めませんが、テロに注意と書いてあるのでしょうか。絵が新幹線というのが面白いです。
市内に向かう空港路線。途中は地元の方の足にもなっています。
広軌のため、座席は両側3席ずつでかなり広め。
中央駅に到着。駅前にはレーニン像。
ホテルは移動に便利な駅前のホテル・プリモイエ。予約日を間違えていましたが(1週間前を予約)、料金も取らず、親切に対応してもらえました。部屋は殺風景ですが、レストランもおいしかったです。
2日目は、市内を散策。まずはホテル近くの公園へ。
日本の中古クレーン車。
シベリア抑留者を使って建設したスタジアム。
海の見える公園に行きました。ケーブルカーもありましたが、修理・運休中のようで歩いて登りました。
ウラジオストクは軍港でもあります。極東海軍基地では、イベントが開催されていました。ここには映っていませんが、旧ソ連の国旗もあり、極右的な危ない雰囲気を感じました。
しばらく歩くと、市場に出ました。活気があり、新鮮な海産物が安く売られていました。
デパ地下で買い物して、ホテルで休憩。日本の食料品も結構ありましたが、謎のビールを購入。結構おいしかったです。
3日目。今日の午後便で帰国です。この日は、シベリア鉄道の終点でもある中央駅を散策。中は博物館になっていました。
蒸気機関車も。
キロポスト。この写真は絶対に撮りたかった。
空港に向かう前にデパ地下でお土産を購入しました。キャビアのほかに蜂蜜を購入。
ちなみに、このキャビアは200円強でした。あまりの安さに、偽物と疑って一つしか買ってきませんでしたが、おいしくいただきました。真贋判別できない私がいけないのかもしれませんが、どうみても本物で、家族にも好評でした。露店や観光客向けの店と違い、現地の方が行くデパートで、偽物を売っているとは思えません。
今度行ったら、お土産に買い占めてやろうと思っていたところ、コロナ禍にウクライナ侵攻で、行けなくなってしまいました。早く平和が戻り、キャビアのリベンジ買いに行ける日が来てほしいものです。