ドバイの思い出:道中いろいろと食で苦労しました
次の旅行は9月下旬までお預けです。それまで、最近行った旅行で、記事にアップしていないものを紹介していこうと思います。
まずは、昨年11月に行ったドバイ万博の訪問記です。オミクロン株が流行する前でしたが、まだ規制が厳しく、渡航は大変でした。朝一番に職場近くのクリニックでPCR検査を受け、夜の便で出発です。
今回は、往復5万円台で出ていたドーハ経由でカタール航空を利用(エコノミークラス)。成田のJALのファーストクラスラウンジが使えるらしいと期待していったら、閉鎖中とのこと。代わりに5000円ものバウチャーをいただきましたが(太っ腹!)、ほとんどのお店はクローズしており、ほとんど使い残してしまいました。
ドーハの乗り継ぎはスムース。普段はエコノミークラスで使えないアルムジャン・ラウンジを使えました。
ドーハ空港名物のランプ熊。
ドーハからの乗り継ぎ便の時間帯が悪かったため、ドバイではなくアブダビから入国しました。以前、出張で行ったアブダビのグランドモスクが素晴らしく、宿泊したマリオットに隣接していたワールド・トレードセンターの周りの屋台も楽したので、もう一度行ってみたくなったためです。
アブダビでの入国もとてもスムース。座席は一番前を確保していたので、到着後すぐに検査を実施。日本と違って待機する必要はなく、SMSで通知が来る仕組みです。検査結果は、ダウンロードしていたアプリに紐づけられ、陰性証明になります。アブダビでは、レストランやモールなど公共の場所に入るのに、ワクチンパスポートが必要ですが、このアプリの陰性証明がワクチンパスポートになる仕組みでした。
しかし、ここで問題が。いつまでたってもSMSに通知が来ず、ワクチンパスポートも有効になりません。ワクチンパスポートが有効になるにはSMSで送られてくるコードの入力が必要なためです。ホテルのフロントでも助けてもらいましたが、事態は改善せず。このため、モールにもホテルのレストランにも入れず、食事ができないという事態になってしまいました。
後でわかったのですが、日本のスマホが現地キャリアではローミングできないことが原因でした。SIMを入手しておくしか手段はなかったのですが、空港のショップが閉まっており、そもそもワクチンパスポートがないとモールにも入れないので、どうにもなりません。
一晩空腹をしのいで、翌日朝一番でアブダビを脱出してドバイに向かいます(グランドモスク行けずに残念)。幸いなことに、高速バスは利用できました。
ドバイでは、ワクチンパスポートは不要で、食事には苦労しませんでした。マスク着用も義務付けられており、安心して過ごすことができました。
UAEに行くといつも感心させられるのが、民度の高さです。9割が出稼ぎ外国人というお国柄にもかかわらず、治安は良好です。「外国人が増えると犯罪が・・」と主張する方の根拠は全くないことがわかります。その一方で、不法滞在には中東諸国は極めて厳格な対応を行っています。「幸せな監視社会」と言われていますが、品行方正な旅行者には特に不自由はありません。トラブルの連続で批判の多い日本の入管政策は、中東を見習うべき点が多いと思うところです。
ドバイでは。3日かけて万博見物三昧でした。午後は高温になるうえ混むので、涼しいところを選んで観光することにしました。
万博の展示は正直言って退屈でした。コロナの影響でリアル展示が少ないことが影響していました。アメリカ館も「月の石」級の展示はなく、アイフォンの初代機種とベルの発明したで電話と小粒で、待ち時間なしに入れました。
こうした中、一番人気は日本館で、最長2時間待ち。入館者一人ひとりのアバターを作成し、位置情報技術を利用した体験型展示が好評でした。併設されたスシローも大人気で長蛇の列。
他に注目は国交正常化したイスラエル館でした。あまり人気はありませんでしたが、イスラエル館にアラブ服の入場者がいたのは、時代の変化を感じます。
カリブの国(どこか失念)のパレード。アラブ服の旗手に派手なコスチュームのコントラストが面白い。
サウジ館は、なんで倒れないのか不思議なつくりです。
また、場内な完全キャッシュレスでした(私はボトル水1本をクレジットカードで買いました)。現金で十分、キャッシュレス要らないと思っている日本人は多いのですが、25年大阪万博では日本の進んだ技術に期待する外国人が多く来日します。現金での授受などしていたら、日本の技術への信頼が一気に低下してしまわないか心配です。
ドバイでは、特色あるモールが多く、楽しめました。
DIFCの画廊。
ドバイモールには紀伊国屋書店が入っていました。
ドバイモール名物噴水ショー。
世界一の高層ビルのブルジュ・ハリファ。
人工島のパーム・ジュメイラのモールにあった「デパチカ」
イブン・バトゥータのバスターミナルに隣接したモールにある「世界一美しいスターバックス」。美しいのはスタバではなくて、モールの内装ですが・・。
宿泊はトラムのインターネット・シティ駅近くのホテル。アブダビからのバスがつくイブン・バトゥータのバスターミナルからも近く、渋滞を回避できます。帰国時のPCR検査ができるアメリカン・ホスピタルのクリニックも近くにあり便利です。ちなみに、同クリニックでは、予約なしで150AED(約5000円)で検査が受けられます。日本人の利用も多いようでで、指定された様式で証明書を出してくれます(なんと日本語併記でした)。日本への帰国便は夜遅くになるので、午前中受診すれば、夕方までには結果が出るので、大丈夫です(私は心配なので前日受けました)。
帰路もドーハ経由で帰国。アップグレードのオファーが7万円程度だったので、迷わずビジネスクラスにアップグレード。ドバイのラウンジでは、注文した料理が忘れられて、また空腹に。ドーハのラウンジも混雑で、レストランに入れず。日本便は深夜2時すぎだったので、食事はあきらめていましたが、さすがはカタール航空。オンディマンドでいつでも注文でき、目覚めたところでフィッシュ・アンド・チップスを注文。おいしかったです。
















