家電の歴史とモノづくりの原点を見る「パナソニックミュージアム」
今回宿泊先に選んだ門真市は面積12.3㎢、人口11.6万人(2024年3月1日時点)の小さな衛星都市ですが、パナソニックの企業城下町として有名です。しかし、近年はパナソニックが本社機能を東京に徐々に移す一方で海外進出もあり、門真市の事業所の縮小が進んでいるようです。前回ご紹介した「ららぽーと」も、パナソニックの工場跡地を再開発したものです。
企業城下町の門真市ですが、見どころがないわけではありません。2日目は午後からしか用事がなかったので、京阪線で一駅となりにある西三荘にあるパナソニックミュージアムに行ってきました。
駅の北側には、パナソニックの巨大な事業所があります。
この日目指すはパナソニックミュージアムです。
創業者である松下幸之助翁の生涯や経営理念などを説明した「松下幸之助歴史館」と日本の家電の歴史や昔懐かしい製品を展示した「ものづくりイズム館」の二館より構成されます。
「松下幸之助歴史館」の前では、松下幸之助翁の銅像が出迎えてくれます。
本人直筆の記念碑
入館料は無料で、平日10:00~オープンしています。
生家には立派な松があったそうで、「松下」の名前の由縁になったそうです。
「経営の神様」と言われた松下氏ですが、消費者の利益、社会の発展、従業員の幸せ、そして株主への利益還元全てを実現したことがその背景にあります。
幼少期の丁稚奉公から苦労して創業した頃の住居兼作業場。
創業時の社員にはサンヨー電機創業者の井植歳男もいました。
家電製品の歴史もわかります。
なお、トイレは最先端のパナソニック製品でした。
隣にある「ものづくりイズム館」にも行ってみます。
ここには懐かしい昔の家電がたくさん展示してあります。
「パナソニック」以外にも様々なブランド・商標があります。
その中の一つが「ナショナル」です。電器屋さんの前には「ナショナル坊や」のキャラクター人形をよく見かけました。
1970年の万博で披露された「人間洗濯機」。
さらにその隣には「さくらパーク」があり、近隣住民にも開放されています。この日はまだつぼみの段階でした。
京阪神の方にも知らない方は少なくなく、ましてや門真市を訪問する観光客の方はほとんどいないのではと思われます。来週までは桜も満開になっている思いますので、平日行ける近隣の方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
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