あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

マゼランもびっくりの大航海に挑戦:2022年末ワンワールド世界一周記(7)

 リスボンには今回3泊し、9月と合わせると6泊しました。気候はいいし、人々はみな親切、食べ物もおいしいポルトガルにすっかりはまってしまいました。しかし、限られた休暇日数ではいつまでもポルトガルに居座るわけにはいけません。


 今回利用したワンワールド・エクスプローラーのチケットは自分でルートを組み立てることができます。今回は3大陸用を購入しましたが、以下のルールを満たしていれば大体大丈夫です(そのほか細かなルールはありますが、省略します)。


・アジア、欧州(中東、北アフリカを含む)、北中米を東回りまたは西回りで移動。
・一度出た大陸には戻れない(アジア出発で最後にアジアに帰着するのは可)。
・アジア域内は4フライト(24時間以上滞在するストップオーバーは2回だけ)、欧州域内は4フライト(ストップオーバーの制限なし)、北中米域内は6フライト(同)利用可。
・大西洋、太平洋横断フライトを必ず入れる。
・合計フライト数の上限は16、地上移動も一区間としてカウント。
・有効期間は1年間。
・日本に戻ったらそこで終了



 今回重要なのは、大西洋横断フライトをどうするかです。原油高騰でサーチャージが高額になっているので、サーチャージ不要で、サービスにも定評のあるカタール航空選びました。


    欧州内フライトは既にドーハ→カサブランカ、カサブランカ→リスボン、を利用してますがあと2回使えます。ただし、リスボンとドーハの直行便がないため、ロンドン(BA)、マドリード(IB)、ヘルシンキ(AY)のいずれかを経由してドーハに行くと、丁度2回になります。今回は、カタール航空ラウンジが素晴らしいと評判のロンドン経由でドーハに向かうことにしました。カタール航空はA380の機材を保有しており、2階席のバーカウンターも利用したかったのですが、残念ながらこの機材を使った便が満席ということで利用できませんでした。


 この結果、導き出したのが以下のルートです(カッコ内はフライト時間)。


1日目 
BA507便 リスボン12:55→ロンドン15:55(3H00)
乗り継ぎでカタール航空のプレミアムラウンジを堪能。ロンドンでストップオーバーすると、ビジネスクラスではかなり高額な出国税を徴収されるので、入国せずに乗り継ぎにしました。


QR2便 ロンドン20:30→ドーハ翌06:20(6H50)
ドーハ空港でも乗り継ぎ扱いにして荷物をスルーし、カタール航空提供の乗継者用ツアーで市内観光することにしました(ここで大問題が発生しましたが、それは改めて報告します)。


3日目
QR731便 ドーハ00:55→ダラス08:55(17H00)
ダラスでアメリカの入国と通関の手続きを行います。一度荷物を引き取って預け直す必要があります。


AA2319便 ダラス12:24→ニューオーリンズ13:50(1H26)
一泊してフレンチクオーターでジャズバーを楽しむ予定。


4日目
AA5277便 ニューオーリンズ11:23→ワシントン14:54(2H31)
ここで2泊するため、ようやくストップオーバーとなります。


 体力的に大丈夫か、荷物の紛失がないか心配が尽きませんが、意を決して空港に向かいます。


 外は昨日に続き雨が降っています。様子を見に行ってみたら、かなりの土砂降りです。

 テレビのニュースをつけてみると、昨日からの豪雨でリスボン市内には水没している地区もあるようです。ロンドンも大雪で前日に滑走路が一時閉鎖されていたとのことです。


 心配なのでフライト情報チェックしたところ、リスボン、ロンドンともにフライトは正常とのことでした。そうしているうちに雨がやんだので、今のうちにと急いで空港に行きます。


 空港には出発3時間前に到着。ワンワールド加盟航空会社はターミナル1に集結しています。

 この空港はオーバーキャパ状態で有名です。BAにはカウンターが4つしか割り当てられていません。チェックインだけでも大変なので、こういった空港はとにかくできるだけ早く着くことが肝要です(ただし、アウエーの空港なので、3時間前からでないとチェックインができないので注意)。



 さて、カウンターに着きましたが、カウンターは3つしか開いていません。しかも、ビジネスクラスカウンターが閉まったままなので、行列するしかありません。ようやく、順番が来て日本語の堪能なお姐さんに応対していただきました。


 しかし、私の旅程表を見たところ、お姐さん凍り付いてしまいました。一体目的地がどこなのかすら理解できなかったようです(凍りついた顔が忘れられません)。英語での会話に切り替えて10分くらいやりとりして、ようやく手続きが完了しました。


 チェックインに際しては、


①ボーディングパスは24時間先までしか発券できないので、リスボン→ロンドン、ロンドン→ドーハまで受け取り、それより先はドーハで受け取る


②荷物はダラスで受け取り、入国・通関手続きをする


③荷物のタグは規則上経路が連続しているワシントンDCまでついているので、このままではワシントンDCまで行ってしまう。ニューオーリンズで宿泊するのであれば、ダラスで預け直す時にタグを付け替えてもらう


 ように言われました。


 3回以上乗り継ぐとロストバッケージの可能性が高まるといわれています。ましてやロストバッケージが頻発することで有名なロンドン・ヒースローを経由します。とにかく、チェックポイントのダラスまでは無事についてほしいと祈りながら、保安検査に向かいました。


 この続きのロンドンまでの搭乗記は1月12日の投稿を予定しています。


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