あちこち旅日記

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ミュージアムホテルに涼みに行く:ホテル雅叙園東京

 毎日暑いですね。家にいると冷房の電気代もかさむけど、わざわざ休みの日に職場に行く気力もなし。こういう時は、ホテルのカフェでお茶をいただいたりロビーを見物して涼むのも悪くありません。


 ということで、目黒に行った際に「ミュージアムホテル」ことホテル雅叙園東京に寄ってきました。



 目黒雅叙園のルーツですが、石川県出身の創業者・細川力蔵が、1928年(昭和3年)に東京・芝浦にある自邸を改築し、純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を開業したのが起源となっています。その後、細川力蔵は目黒にあった建造物を入手し、増改築を進めて1931年(昭和6年)に目黒に「目黒雅叙園」と名付けた料亭をオープンしました。


 当初は庶民や家族連れ客が気軽に入れる料亭を目指していたとされ、中華料理の店で一般に見られる円形のターンテーブル(二層構造の円形テーブル上部に料理を載せ回転させることで取りやすくするもの)の導入も目黒雅叙園が発祥といわれています。


 その後増設が進み、目黒雅叙園は日本初の総合結婚式場として名声を確立していきました。料理だけではなく、豪華賢覧な内装などが話題を呼んでいきました。旧目黒雅叙園は「昭和の竜宮城」を称され、2009年(平成21年)に東京都の有形文化財に指定された「百段階段」は今でも多くの方が訪れます。


 創業者の細川力蔵の死後、相続をめぐるとトラブルの影響などから敷地の一部に別会社(雅叙園観光)によるホテルが建設されるなど、混乱した時期がありました。その後雅叙園観光が倒産し(詳しい経緯は割愛します)目黒雅叙園にも少なからぬ風評被害がありましたが、その後雅叙園観光ホテル跡地は目黒雅叙園の手に戻り、施設の名称も2017年(平成29年)には目黒雅叙園からホテル雅叙園東京へリブランドされています。


 現在では、ホテルなどは株式会社目黒雅叙園(海外挙式大手ワタベウェディングの完全子会社)が運営を行い、土地施設全体は外資系ファンドのラサール・インベストメント・マネージメントの特別目的会社が所有する形になっています。


 廊下には、こんな絵が並んでいます。

 ブライダルサロンにはこのような衣装もあります。

 この先が宴会場になります。

 庭園も綺麗で清涼感があります。

 池では錦鯉が優雅に泳いでいます。

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