江戸時代に人気だった大山詣り
大山への参拝は中世から始まったといわれており、特に江戸時代に講などの形で行われたそうで、古典落語の演目となるほど人気を集めました。明治の神仏分離以降は雨降山大山寺(大山不動)と大山阿夫利神社(大山祇大神)に分かれたとされており、今回は阿夫利神社に行ってきました。
当時は、徒歩で登るしか手段はなかったのですが、今日では下社まではケーブルカーを使って軽装で登ることができます。
最寄り駅は小田急線伊勢原になります。大山詣りは2016年(平成28年)に日本遺産に認定されました。
駅構内に観光案内所があり、バスの時刻表を前もって入手しておきます。
駅前に阿夫利神社の大鳥居があります。これは1931年(昭和6年)に大山ケーブル開通記念として建立されたもので、正式な鳥居ではないそうです。
バス乗り場4番から「大山ケーブル」行きに乗車します。
神奈中バスにも乗車できる「丹沢大山フリーパス」の購入がお得です。昨日の投稿をご参照ください。
伊勢原駅からは20分強くらいで着きますが、そこから参道を15分くらい歩く必要があります。
結構急な石段を歩く必要があります。全部で362段あるそうです。以前、四国の金毘羅山やスリランカのシギリヤ遺跡で登り切れなかったトラウマが頭をよぎります。この参道は大山名物にちなんで「駒参道」と呼ばれています。
途中にはお土産物屋さんだけでなく、旅館や豆腐料理、ジビエ料理のお店が多数あります。
ようやく中間点です。
何とか頑張って登り切りました。
毎時0,20、40分に出発します。バスとの接続が考慮されているようですが、写真をとりながらだったこともあり登るペースが遅かったためか、ちょうと前の便が出発したタイミングでの到着でした。
出発5分くらい前に改札が始まりました。平日は最終便が早いので注意してください。
寒桜が咲いていました。
傾斜は結構急です。
6分で終点(阿夫利神社)に到着です。途中に、大山寺があり自由に途中下車できますが、この日は時間がなく寄ることができませんでした。
今ではバス停からケーブルカーの駅まで15分程度参道を歩くだけで到達できますが、昔は歩くしか方法はありませんでした。体力のない私には、15分の階段上りも大変でしたが、昔と比べると随分楽になったといえるでしょう。
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