あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

目白の豪邸街にある穴場の庭園:豊島区立目白庭園

 JR山手線目白駅から徒歩8分にある豪邸街の中にあるこじんまりとした目白庭園に行ってみました。


 敷地面積は2,843㎡で、中央に配した池の周囲を5分ほどで一周できる規模です。敷地は築地塀で敷地を囲まれ、入口は長屋門のしつらえとなっています。元は大野さんという大地主の邸宅でしたが、1990年に作庭され、同年11月に開園しました。豊島区の施設で、無料で開放されています。


 この季節は、改修などのために閉園になっていることが多いのですが、この日は池に試験的に水が入れられており、開園していました。

  池南側の石垣の上に建てられた平屋建ての数寄屋建築の赤鳥庵。今の庭園の南東すぐ近くに居を構えていた童話作家の鈴木三重吉が、発行した子供文芸誌『赤い鳥』にちなんで名づけられました。三重吉はこのあたりの森にあった隠居家風の一軒家を借りて「赤鳥庵」という事務所にしたと伝わっています。現在の赤鳥庵の入口上部には『赤鳥庵』の額がかけられていますが、これは三重吉の長男・珊吉が揮毫したものだそうです。赤鳥庵では毎月第2・第4木曜日に「かるがも茶席」が催されているほか、和室は茶道、華道、句会、碁会など趣味の集まりや会合で使われています。


 池のほとりにある「六角浮き見堂」

 約500本の樹木が植えられています。

 小ぶりの滝

 来園者は毎日200人程度と比較的静かで、池の中央には鳥小屋が設置されカルガモが暮らしており、毎年5月に親子が姿を見せるのが風物詩となっているとのことです。


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