昨日JR埼京線の板橋に行ってきました。

　JR埼京線板橋駅東口を出たところに新撰組局長の近藤勇の慰霊碑があります。1868年に流山で捕らえられた新選組局長の近藤勇は、当時板橋・平尾宿に置かれていた新政府軍の本陣に送られ、斬首の刑を受けました。首は京都三条河原にさらされ、胴は北区滝野川三軒家の無縁塚に埋葬されました。その後、生き残った新選組隊士・永倉新八が発起人となり、近藤勇、土方歳三のほか殉死した隊士の供養のために旧幕府典医松本良順の協力を得て明治9年（1876年）にこの地に墓碑が建てられました。

　ここは北区滝野川にある寿徳寺が境外墓地として管理しており、近藤勇の命日にあたる毎年４月25日（正確には旧暦4月25日で新暦では5月17日になります）もしくは直前の日曜日には寿徳寺と「近藤勇と新選組隊士の墓保存会」により墓前供養祭が行われています。今年は昨日4月23日に供養祭が行われました。

　当時は賊軍であった新撰組が殉死後150年以上も経った今でも多くのファンに慕われていることは大変興味深いところですが、今年も多くの方が参列されていました。

　なお、毎年ゴールデンウイークには地元の商店街等が滝野川新撰組まつりを行っていましたが、2023年についての情報を見付けることができませんでした（ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい）。

　ちなみに５月13日には東京都日野市高幡不動、14日には同市日野宿で「ひの新撰組まつり」が開催されます。日野出身であった副長の土方歳三の命日が旧暦1869年5月11日（新暦では6月20日）であったことにちなんでいるようです。

　このほか、板橋駅近くには大学いもの名店「合格屋」、映画テルマエロマエのロケにも使われた「稲荷湯」があります。以前、都電さくらトラム（荒川線）の旅で紹介しておりますので、こちらもぜひご参照ください。

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