台湾南廻線のアブない里?:この年末おすすめの台湾(その4)
以下の記事は、台湾がまだ外国人観光客に隔離義務を課していた8月25日に投稿したものを、10月13日に隔離義務が撤廃されたことを受けて、加筆・訂正したものです。
これは2018年末から2019年にかけて行った5泊6日の台湾周遊鉄道の旅の記録です。
いろいろな事情から今は行けない思い出の地がありますよね。台湾も、香港や中国本土と同様に観光客に門戸をまだ閉ざしています。
台湾は、陰暦正月を採用しているため、西洋暦の年末年始は通常と変わりません。このため、混雑しておらず、日本の年末年始でも飛行機代はさほど上がりません。18年末から19年の年初にかけていきましたが、日本航空のエコノミークラスなら片道2万円台、空港諸税含めても往復一人6万円くらいで行けました。その時は、台湾一周鉄道の旅に挑戦しました。
高鐵(新幹線)で高雄の副都心・左営に到着。ここで在来線(台鉄)の南廻線に乗り換えます。在来線の駅は「新左営」となっています。紛らわしいのですが、台鉄では「左営」という駅がもともとあり、それと区別するために「新左営」としたそうです。台鉄「左営」は「左営(旧城)」という呼び名で現存しており、この駅は高鐵とMRTが「左営」、台鉄が「新左営」としています。
高鐵「左営」(すなわち台鉄「新左営」)の駅は明るくて近代的です。駅にはレンタカー(ハイヤー)や駅弁売りのカウンターがたくさんあります。
駅には、三越の合弁である新光三越の店舗が隣接しています。
日本のチェーン店もテナントとしてたくさん入っています。まるで、日本にいるようです。
ここまで来て日本のチェーン店での食事はないので、駅構内にあったローカルの点心店に入ります。言葉が通じませんが、なんとか注文できました。
小籠包と水餃子がおいしかったです。
在来線の乗車券も事前に台鉄のサイトで予約・決済しておきました。週末の列車は結構混雑するので、発売日に台湾の日付が変わる午前1時に予約しました。しかし、皆同じように考えているのかサイトにつながりにくくて大変です。数日前から練習して備えましたが、うまくアクセスできず、1時間かかってようやく予約が完了しました。
台鉄ではオンライン発券窓口のある駅ならば、すべての予約について発券することができます。新左営で、台湾周遊すべての乗車券を発券していただきました。この日の目的地は知本です。自強号(日本のJRのA特急のような位置づけ)でおよそ2時間半の道のりです。
この区間は大半が電化されていないので、気動車です。
連結部分は、ドアがないため、隣の車両にも簡単に移れます。車両は古いですが、座席はゆったりしていて、乗り心地は快適です。
高雄近郊は工業地帯ですが、
抜けると海(バシー海峡)が見えてきます。
最初、駅名を見たとき「アブないものを栽培しているの?」と思って凍りついてしまいました。よくみると、大ではなくて太で、ほっとしました。
知本で下車して、知本温泉に泊まります。
この続jきは12月1日に投稿します。
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