投稿した記事で懸念していたことが早速起こってしまいました
昨日、英語ができないと人間扱いされない国についての記事を投稿しました。①旧英国の植民地では英語ができないと、出自が悪く、十分な教育を受けていない者とみなされるどころか、人格まで否定されることがあること、②米国に限らず大国(中国、ロシア、ブラジル、メキシコなど)では、その国の言葉が話せないとコミュニケーションをとるのは困難であり、「ここに来るならこの国の言葉は話せて当然」のような態度をとられること、③日本もかつてはこのような風潮がありましたが、「日本に来るなら日本語話せ」ということはやめたいものだ、という趣旨でした。
しかし、恐れていたことが早速起こってしまいました。台湾のチャイナエアラインで、CAさんが日本語が話せないことで腹を立てた日本人の女がわめきちらし、飛行機から降ろされたというものです。書き込みも大半はこの女を批判するものとなっています。
外国の航空会社では、こちらが先方の言語を話すのが筋でしょうし、せめて英語で話すのが常識でしょう(この女は英語は理解していたようなので、さらに悪質です)。
台湾には日本語を勉強されている方は多く、多くの方が親日ですが、戦前日本の支配地域だったところで日本語を話さないと腹を立てるというのは特別な意味にとられかねません。もし、韓国の航空会社の機内でこんなことをしたら、深刻な外交問題になっていたかもしれません。
その後どうなったかは報じられていませんが、チャイナエアさんは堂々と損害賠償を請求すべきでしょうし、日本でも刑事罰に処すべきだと思います。
非常に不愉快で残念な事件でした。台湾でも報じられているようで、日本人として恥ずかしいです。
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