あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

帰国しても油断は禁物、置き引きにあいました:しくじり先生の海外旅行(番外編上)


 10回にわたって海外旅行の失敗談をご紹介してきましたが、帰国後自宅に帰るまではまだ旅行は終わっていません。今回と次回で番外編を2つお届けします。




 特に長距離便で帰国した際は、時差ボケのために判断力が麻痺していることに注意が必要です。先日も世界一周旅行先のポルトガルから22時間かけて一時帰国した際も、羽田空港でモノレールの切符売り場でSUICAにチャージした際に、お土産を券売機のところに置いたまま改札口を通ってしまい、すぐに気がついて慌てて取りに戻りました(駅員さんに大事なもの忘れるところでしたよ、と冷やかされてしまいました)。


 間もなく、モノレールが来たので乗り込んだら、今度はベンチのところにスーツケースを置き忘れてしまい、次の駅で降りて、すぐに電話して駅員さんに確保してもらい事なきを得ましたが、冷や汗ものでした(券売機のところにいた駅員さんと違う方で良かったです)。


 しかし、過去にもっと大変な目にあったことがあります。羽田空港から池袋までリムジンバスで帰った時の話です。その時も、キューバからカナダのトロント経由の長距離の帰国となり、時差ボケで判断力が極度に低下していました。池袋西口で下車した際に、貴重品の入っていたウエストポーチを車内に置き忘れてしまいました。


 以前の失敗を受けて財布は二つに分けていたので、自宅までのタクシー代は無事支払えたのですが、家の鍵が見当たりません。そこでようやく忘れ物をしていたことに気がつきました。家族に鍵を開けてもらえたので家に入れたのですが、忘れものの中には、家の鍵と住所が書いてある運転免許証が入っていました。バス会社に連絡して運転手さんの携帯に電話をかけてもらいましたが、見当たらないとのこと。このままでは防犯上危険なので、すぐに鍵やさんを呼んで玄関の鍵を換えてもらいました。すごい損失だと、妻からは大目玉をくらってしまいました。


 翌日も警察への届出とクレジットカード会社への連絡など、後処理に追われました。


 すると数日後、新宿のあるビルの管理会社から電話があり、私のウエストポーチがビルの玄関前に放置されていたとのことでした。中身を確認したところ、無くしたものがほぼそのまま残っていましたが、財布の中の現金は全て抜き取られていました。


 その後警察に報告に行きました。盗難にあったのは英ポンドの現金が多かったのですが、「外貨は現金でない」と取り合ってくれず、そもそも何で英ポンドを持っていたのか執拗に聴取される始末(キューバは円の両替が難しく、米ドルの保有も禁止されているので、ポンドのほかユーロ、CANドルくらいしか選択がないのです)。


 状況からすると、バスに同乗していた外国人もしくは一時帰国者が犯人である可能性が高いと思われます。外国人ならば入国時に採取した指紋と照合し、ビルの監視カメラで検分すれば犯人は特定できるはずですが、警察官はいかにも面倒だという様子で、「(日本円の)現金の盗難が少ないのだから、被害届は出さなくてもいいですよね」と説得されました。現金(外貨)の盗難には保険が効かないことは承知しているのですが、個人情報が犯罪に使われた時に備えて形式的でもよいので、被害届受理してほしいと思った次第です。


しくじり先生のアドバイス
・海外旅行中よりも時差ボケしている帰国直後の方がトラブルのリスクが大きい。
・余分な外貨キャッシュを保有しない(できるだけキャッシュレスで対応)。
・盗難に遭っても、警察は積極的には捜査してくれない。むしろ面倒だという意識。

・自宅住所を特定されるものには特に注意(私は玄関の鍵をその日の夜にすぐに交換しました)。



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