今回は前回報告した三島宿の隣、江戸から数えて12番目の沼津宿です。 この2つの宿場、隣接していて今日ではヒトやモノの交流が多く、同一経済圏のように機能しているように見えますが、江戸時代までは「三島=伊豆」「沼津=駿河」と別国でした。 『扶桑略記』によれば、680年(天武天皇9年)に駿河国から... 続きをみる
東海道のブログ記事
東海道(ムラゴンブログ全体)-
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今回は、東海道11番目の宿場町・三島宿の報告です。広重の浮世絵に出てくる三島宿・朝霧は前回報告した三島大社周辺を描いたものと思われます。 旧東海道は三島大社の大鳥居のすぐ南を走っています。三島宿の東の端(江戸見附)は大場川にかかる新町橋付近にあったとされています。付近は今では富士山の絶好のニュ... 続きをみる
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これまでの東海道宿場巡りの報告は江戸・日本橋から数えて8番目の宿場大磯から、最初の宿場品川まで上り、その後は52番目の草津、53番目の大津まで途中を飛ばしていました。東海道はあまりにも距離が長く、一度に順に旅するのは難しいため、小田原以西は今後行く機会があるたびにランダムに報告することにします。... 続きをみる
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前回は東海道52番目の宿場町草津宿の紹介でしたが、今回は53番目の宿場町・大津の紹介です。 JR東海道線(琵琶湖線)大津駅が起点となります。 この大津駅ですが、北緯35度線が駅構内を通過しており、下り線ホームには北緯53度を示すモニュメントがあります。 駅の少し北に東海道があります。古民家... 続きをみる
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前回まで東海道の宿場巡りを小田原から品川まで報告してきました。いつかは箱根以西にぜひチャレンジしたいのですが、さすがに京都までは体が持ちません。そこでズルしてワープして52番目の宿場町である草津宿、大津宿をのぞいてきました。 最寄り駅は、東海道線草津駅になります。東口を出るとすぐに中山道に当た... 続きをみる
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前回の宿場巡りは南品川宿でしたが、今回は品川橋を渡った北品川宿編です。 橋をわたるとすぐ左に見えるのが荏原神社です。709年(和銅2年)に、大和国丹生川上神社より高龗神(水神)の勧請を受けて南品川に創建したのに始まります。その後、目黒川最下流が新たな河口まで直線化されたことで(以前は八つ山橋近... 続きをみる
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東海道宿場巡り(江戸下り)はついに最後の宿場(江戸から数えて1番目の宿場)品川まで来ました。品川宿は江戸4宿の一つでもあります。残りの板橋宿、内藤新宿、千住宿については以前紹介しているので、以下リンクをクリックいただき、記事をご参照ください。 川越街道の宿場町①板橋宿前編:中山道からの分岐点、川... 続きをみる
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今回の東海道宿場巡りは、江戸から数えて2番目の宿場町・川崎宿です。 現在では、政令指定都市になっている川崎市ですが、江戸時代にも宿場として栄え、ピーク時には72軒の旅籠があり、神奈川県下9宿の内3番目の旅籠数だったそうです(小田原宿の95軒、戸塚宿の75軒に次ぐ規模)。そのうち飯盛女を置いてい... 続きをみる
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今回の東海道宿場巡りは、江戸から数えて3番目の宿場町・神奈川宿です。 神奈川宿の西端(上方見附)は現在の横浜駅西口に近い上台橋付近くにあったとみられています。 ここを東に進むと、神奈川台の関門跡があります。横浜開港後外国人が相次いで殺傷されたことから、幕府はイギリス総領事を始め、各国の領事か... 続きをみる
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前回、保土ヶ谷宿の西半分を紹介しましたが、今回は東半分の紹介です。西側は本陣や旅籠が多く集中していましたが、東側は神社仏閣が多いという特色があります。 保土ヶ谷駅を通過すると、 道幅が広くなります。ここでは旧東海道は環状1号線と呼ばれています。 田中橋跡 真言宗遍照寺:創建年代等は不詳なが... 続きをみる
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今回の東海道宿場巡りは、江戸から4番目の宿場・保土ヶ谷です。 保土ヶ谷宿の西の入口(上方見附)は、外川神社前の一里塚跡近くにあったとみられています。 外川神社:江戸時代から保土ヶ谷宿の内に出羽三山講があり、幕末の頃、その講元で先達でもあった淸宮輿一が、湯殿・月山・羽黒の三山の霊場を参拝した際に... 続きをみる
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藤沢宿を出て遊行寺の坂を上り、そのまま進むと遊行寺の坂と並ぶ難所であった大坂があります。藤沢からだと遊行寺坂は登りですが、大坂は下りです。昔は松並木があったようですが、この付近が戸塚宿の入口(上方見附)になります。 戸塚は現在の行政区画は横浜市戸塚区になります。横浜市の多くは武蔵国でしたが、戸... 続きをみる
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今回の東海道宿場巡りは、藤沢宿の後編です。広重の東海道五十三次・藤沢宿にも描かれている遊行寺からになります。 遊行寺の正式名称は清浄光寺(しょうじょうこうじ)で、時宗総本山の寺院です。遊行寺と呼ばれるようになったのは近世になってからです。なお、「遊行」とは、主に仏教の僧侶が布教や修行のために各... 続きをみる
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今回の東海道宿場巡りは、江戸から6番目の宿場・藤沢です。 宿場の西端(京見附)は、小田急江ノ島線・藤沢本町近くにあります。 旧東海道には、「藤沢宿」ののぼりが掲げられています。 藤沢本町駅のすぐ近くにある寒川比古命と源義経を主祭神として祀る白旗神社(しらはたじんじゃ)です。 現在の社殿は... 続きをみる
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平塚宿の江戸方見附を出ると藤沢宿に向かいますが、平塚駅のあたりで少し北に外れた現在の国道一号線沿いに平塚八幡宮があります。 ここは古くは「鶴峯山八幡宮」(つるみねさんはちまんぐう)と称されてきました。旧社格は県社。毎年5月5日に大磯町国府本郷の神揃山(かみそろいやま)で行われる旧相模国の伝統的... 続きをみる
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大磯宿を出ると、江戸から7番目の宿場町・平塚に入ります。 大磯町との境がちょうど平塚宿の入口に当たります。 ここは京方見附と呼ばれています。 国道一号線は、ここから新道と旧街道に分かれます。バス路線は旧街道を通っていますが、就労時間制限の強化(いわゆる「2024年問題」)のために、ドライバ... 続きをみる
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上方見附をすぎると大磯宿に入りますが、江戸時代の建築物はあまり残っていません。やはり、大磯は明治時代以降の別荘地として繁栄してきたといえます。 わずかに、当時あったことを示す碑が残っているだけです。 御触れ書きを掲示していた高札場。 問屋場跡 本陣跡 当時の面影はほとんど残っていません。... 続きをみる
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昨年、川越街道と日光街道の宿場めぐりを行いましたが、気候もよくなってきたので東海道の宿場巡りに挑戦したいと思います。 東海道53次は京都までの総距離は約495km、宿場間の平均距離は約9kmあり、とても一度に行ける距離ではありません。そこで、今回は小田原を起点に江戸(品川宿)まで公共交通機関を... 続きをみる
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前回、小田原にある「ういろう本店」を紹介しましたが、小田原にはいくつか名産品があります。このうち、特に有名なのが「かまぼこ」であるのは今さらご説明するまでもないでしょう。 小田原は戦国時代は北条氏が支配する関八州の中心地であり、江戸時代になると東海道最大の宿場町として賑わいました。鉄道が開通し... 続きをみる