これまで何回かに分けて、川越街道の宿場巡りの旅を投稿してきました。今回は、総集編ということで、これまでの旅の記録をまとめたいと思います。 川越街道は江戸日本橋より中山道を進み、江戸四宿の1つ板橋宿の平尾追分で分岐して川越城下に至る街道です。伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」では実測、10里34町3... 続きをみる
川越街道のブログ記事
川越街道(ムラゴンブログ全体)-
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圧巻の「知恵伊豆」の菩提寺・平林寺:川越街道の旅番外編(続編)
今回は、川越街道の旅番外編の2回目として、大和田宿で紹介できなかった平林寺です。 境内林は、武蔵野の面影を残す雑木林として、1968年(昭和43年)に国の天然記念物に指定されています。 平林寺は臨済宗妙心寺派の寺院であり、山号は「金鳳山」です。南北朝時代の1375年(永和元年)に武蔵国騎西郡... 続きをみる
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川越街道の旅では、各宿場を紹介してきましたが、旧川越街道は、起点の板橋宿(平尾宿)では国道17号線を通り、途中から現在の川越街道に当たる国道254号線に移ります。この間、通るのが東武東上線の大山駅周辺の商店街です。 大山は宿場町ではなかったため、以前の板橋宿、上板橋宿の記事で、大山は後日紹介し... 続きをみる
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今回は、川越街道の旅の最終回、終点川越城下です。 大井宿を出ると、旧道は国道254号線から分かれて進みます。その後JR川越線、東武東上線と交錯するあたりで再び国道254号線と合流しますが、すぐに国道254号線は国道16号線とぶつかります。ここは新宿(あらじゅく)交差点と呼ばれており、川越街道新... 続きをみる
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川越街道の宿場町⑦大井宿:明治時代の大火から復興したモダンな町
今回は川越街道7番目の宿場町の大井宿です。現在の埼玉県ふじみ野市にあります。最寄り駅は東武東上線ふじみ野駅になります。 新座市の大和田宿を出ると、川越街道は国道254線と合流します。進むと大井宿の入口(下宿)に天台宗徳性寺があります。 徳性寺は江戸時代に隆盛を極め、大井宿の中心的存在でした。... 続きをみる
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川越街道の旅の今回は第六の宿場町・大和田宿の報告です。最寄り駅は武蔵野線新座駅になります。 膝折宿をでて進むと、新座市に入ります。新座市でJR武蔵野線よりも東側は野火止(のびとめ)地区と呼ばれています。江戸時代、幕府老中でもあった川越藩主松平信綱が多摩川の水を羽村から武蔵野台地を通す玉川上水を... 続きをみる
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川越街道の宿場町⑤膝折宿:室町時代の名馬・鬼鹿毛伝説に由来する宿場町
今回は川越街道五番目の宿場町「膝折宿」で、現在の埼玉県朝霞市にあった宿場町です。東武東上線「朝霞」駅が最寄り駅となります。膝折の名は、室町時代の武将・小栗助重が敗走し、鬼鹿毛という名の馬に乗って当地まで逃れてきたところ、鬼鹿毛がこの地で力尽き、膝を折って死んだことに由来するとされています。 鬼... 続きをみる
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川越街道の宿場町④白子宿:古い家屋が保存され宿場町の雰囲気が残る
現在の埼玉県和光市は、以前も報告した新倉地区と、川越街道の宿場町であった白子地区が合併して1943年に誕生してできた旧大和町を前身としています(旧大和町は1970年の市制を施行する際に和光市に名称変更しています)。今回は、旧白子宿を訪問してみました。 白子は古代朝鮮系の渡来人が入植したことから... 続きをみる
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川越街道の宿場町③下練馬:江戸時代にはこの地域では富士講が盛んだった
今回は川越街道三番目の宿場町「下練馬宿」で、現在の練馬区北町に当たります。東武東上線「上板橋」駅と「東武練馬」の間で、線路のすぐ南側に位置するエリアです。 東武練馬については、以前投稿しています。 今の「北一商店街」や「きたまち商店街」に連なるエリアがかつての川越街道で、江戸時代に流行した富... 続きをみる
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お弁当づくりの修行しています:働くママさんの苦労を実感しました
妻が急病で入院してしまい、先週から息子のお弁当づくりしています。本人は外食で構わないと言っているので任せておいたのですが、昼休みの時間が短く混雑もすごいので、毎日のようにコンビニのおにぎりかサンドイッチで済ませていたようで、みかねて先週より私が作り始めました。 私は通勤電車が混まない7時前に家... 続きをみる
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川越街道の宿場町②上板橋:昭和初期の説教強盗で有名になった宿場町
今回は、川越街道2番目の宿場・上板橋宿です。場所は、現在の東武東上線中板橋駅の南側に当たります。 板橋宿から旧川越街道を進むと、大山駅を経由して、国道254号線(新川越街道)に出ます。ここは、「ハッピーロード大山」と呼ばれる都内でも最大級の商店街の一つになっています。大山についてはまた改めて報... 続きをみる
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川越街道の宿場町①板橋宿前編:中山道からの分岐点、川越街道の起点だった平尾追分
先日来、成増や和光市の投稿をしてきましたが、その際たびたび川越街道が登場しました。 ふと、新撰組の供養祭で板橋に行ったのも何かの縁と思い、宿場町の今を訪ね歩いてみたくなりました(といっても全部歩くのは面倒なので、公共交通機関利用を併用しました)。 現在の川越街道(新道)は、池袋駅に近い豊島区... 続きをみる
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明日4月25日は新撰組局長・近藤勇の命日:墓前供養祭に行ってきました
昨日JR埼京線の板橋に行ってきました。 JR埼京線板橋駅東口を出たところに新撰組局長の近藤勇の慰霊碑があります。1868年に流山で捕らえられた新選組局長の近藤勇は、当時板橋・平尾宿に置かれていた新政府軍の本陣に送られ、斬首の刑を受けました。首は京都三条河原にさらされ、胴は北区滝野川三軒家の無縁... 続きをみる